見逃していた007のシリーズ「スカイフォール」がCSで放映されました。


「007」シリーズの23作目ということですが、今までの007とは全く違った魅力を持った作品で、私の中では一番のお気に入りかも。


初期の007の派手なアクションや毎回登場するボンドガールなどはほとんど影を潜め、英国らしい魅力に詰まったシーンが数々登場します。



冒頭のイスタンブールでのアクションシーンから上海・マカオの美しい夜景。

そしてロンドンの地下鉄で繰り広げられる逃走劇。

最後はスコットランドの荒野の古い石造りの館でのアナログな死闘。



今までのハイテクの最新兵器から英国らしい人間関係の葛藤が描かれるストーリーになっています。


その中でも重要な役割を果たす「M」。
7度目の出演というジュディ・デンチの演技が光ります。


初期の007の時代は東西冷戦でしたが、完全懲悪では当てはまらない時代がやってきたときに、最後に描かれるのは人。

そして英国の美しい風景。


初期の作品のアクションを期待していた人にはがっかりかもしれませんが、英国ドラマ好きならはまるかもしれません。

久々、すっきり楽しめた映画でした