今日は関東でもかなり大雨となり、場所によっては被害が出ているところもあります。
100年に1度が毎年のようになってしまった大雨。
日本だけでなく、ヨーロッパや中国、トルコなど世界中で異常気象が起きていますね。

あれだけ気象庁で呼びかけられたにも関わらず、避難せず救助を待つ人たち。
これからますます少子高齢化になっていったとき救助できる人の数も減り、今までのようにはいかないことも出てくると思います。

やはり国民の意識もお役所の呼びかけは信用しないくせに、最後は救助に来てくれるのが当たり前と思う感覚を捨てていかなければなりませんね。

助けに来るのが遅いと文句を言う前に、自分が情報を正しく把握し、判断しなければならない時代になってきていることに多くの国民は気づいていません。

マスコミや政府も国民からの批判が怖いのでそんなことは言いませんが、もっと自己責任ということをきちんとアピールするべきだと思います。

税金で雇っているのだからという意識は、この時代通用しなくなっています。

特に高齢者が増え、税金を払う人が少なくなれば今まで通りのサービスを受けられなくなるのは当たり前。

うやむやにしてる使途不明金もあるので、政府もその辺をきちんと言うことができないのでしょうけれど、やはりこれからはサービスにはコストがかかるということをすべての人に理解できるアナウンスが必要だと思いました。

いつまでも自己犠牲では続かないですよ。



この災害を目の前にしながらNHKBSで古いアメリカの映画「我等の生涯の最良の年」を見ました。

戦後すぐに作られた映画で、太平洋戦争で戦ってきた兵士がようやくアメリカに戻り、それぞれの故郷で再出発する様子を描いています。

その時代にはまだPTSDという言葉はなかったかもしれませんが、戦争で背負った心の傷を仲間や家族と共に乗り越えていこうとする姿は、いかにもアメリカ的だなと感じました。

日本ではお一人様が持てはやされますが、欧米ではよくも悪くもカップルが基本であり、その延長線上として家族の重要さに重きを置いています。

だからこそ、再婚同士のカップルや養子縁組も盛んだし、やはり、お一人様は冷たい視線を感じることが多いですね。

日本ではベビーカーの乗っている赤ちゃんが白い目で見られるように、レストランで一人で食事をしている姿は白い目で見られることが多いです。


そんな文化の土台があるから、ドライで自由と思われがちなアメリカが実は何よりも家族のきずなを大事にしていることに驚かれる方も多いでしょうね。


そんな思いがたっぷり伝わるこの映画は、やはり困難を乗り越えるには家族の力と。

戦後間もない時代に希望をつなぐには家族という思いが深く伝わってくる映画でした。

ちょっと古めかしい映画も今のコロナ禍で見直されている部分と重なるような気がしますね。