以前NHKで放映された「アンという名の少女」。
シーズン1を見逃していたので、CSの放映を視聴。
カナダもかなり野心的な独自のドラマが多いが、こちらもその一つ。
カナダを代表する名作「赤毛のアン」をドラマ化。
シーズン1はまだかなり原作に沿ってドラマが作られているので、どのシーンも手に取るように懐かしい。
時代設定は原作と同じ20世紀初頭のプリンスエドワード島を舞台にしているが、登場するアンは物語に出てくるアンよりはるかに自立した女性として描かれている。
そして物語よりはるかに過酷に孤児の女の子が、小さな村になじむまでの誹謗中傷や出来事が描かれている。
それは本来作者のモンゴメリーが描きたかった世界を進化発展させているものなのかもしれない。
私はどちらかといえば、シェークスピアやエマーソンなど、様々な詩を引用した文章が好きで、アンの世界にあこがれていたが、その辺はちょっと物足りないかもしれない。
ただカナダの美しい自然は原作そのままに見事に映像化されている。
あの有名な赤毛のアンを、あえて進化発展させた女性として描くことによって、今の時代とのつながりを感じ、単なる懐かしい赤毛のアンではないドラマに仕上がっているところが素晴らしいと思う。
片や日本では相も変わらず、高等教育を受けた女性が仕事より専業主婦を選ぶという世界の流れから大きくかけ離れた状況が続いている。
昭和のおじいちゃんに縛られた価値観は20世紀初頭と大して変わっていないし、そのことでどんどん日本が衰退していっていることの流れを止めることは難しい。
そんな問いかけも含めてアンの新しい生き方は、これからも楽しみ。
惜しむらくは吹き替え版ではなく、字幕版で見たい。
シーズン1を見逃していたので、CSの放映を視聴。
カナダもかなり野心的な独自のドラマが多いが、こちらもその一つ。
カナダを代表する名作「赤毛のアン」をドラマ化。
シーズン1はまだかなり原作に沿ってドラマが作られているので、どのシーンも手に取るように懐かしい。
時代設定は原作と同じ20世紀初頭のプリンスエドワード島を舞台にしているが、登場するアンは物語に出てくるアンよりはるかに自立した女性として描かれている。
そして物語よりはるかに過酷に孤児の女の子が、小さな村になじむまでの誹謗中傷や出来事が描かれている。
それは本来作者のモンゴメリーが描きたかった世界を進化発展させているものなのかもしれない。
私はどちらかといえば、シェークスピアやエマーソンなど、様々な詩を引用した文章が好きで、アンの世界にあこがれていたが、その辺はちょっと物足りないかもしれない。
ただカナダの美しい自然は原作そのままに見事に映像化されている。
あの有名な赤毛のアンを、あえて進化発展させた女性として描くことによって、今の時代とのつながりを感じ、単なる懐かしい赤毛のアンではないドラマに仕上がっているところが素晴らしいと思う。
片や日本では相も変わらず、高等教育を受けた女性が仕事より専業主婦を選ぶという世界の流れから大きくかけ離れた状況が続いている。
昭和のおじいちゃんに縛られた価値観は20世紀初頭と大して変わっていないし、そのことでどんどん日本が衰退していっていることの流れを止めることは難しい。
そんな問いかけも含めてアンの新しい生き方は、これからも楽しみ。
惜しむらくは吹き替え版ではなく、字幕版で見たい。