夢は枯れ野を...

団塊世代夫婦の個人旅行記(海外、国内)をメインに、近所の散歩道、山歩きなど気の向くままに綴っています。

写真の無断転載はご遠慮くださいね。 ホームページ上から写真が大量に消えています。 勝手に写真を盗用され悲しい思いです。 大した写真ではありませんが、私にとっては大切な思いが詰まっています。 どうかご理解のほどを。

大人の遠足 日光第2弾

大人の遠足 日光第2弾2017 ①鮮やかによみがえった陽明門にうっとり

昨日梅雨の合間の晴れのお天気の日に、修復を終えたばかりの日光東照宮陽明門に出かけた。
さらに家光公の霊廟のある大猷院、滝尾神社、裏見の滝へ。
美しい日本の美に触れ、自然も満喫できた一日になった。
写真が多いので、少しづつ報告したいと思います

2017年6月23日(金)  23789歩

陽明門の修復工事が済み公開されてから、連日テレビなどで取り上げられているのでかなりの混雑している様子。
朝5時半に出発し、東照宮の駐車場へは7時半過ぎに着いた。
何と、朝お花に水をあげた時に履いていたクロックスのままで出かけたことに途中で気づき、とっても恥ずかしい思いをしながらの観光となった
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駐車場からこの階段を上る。
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ここから石段を上がっていく。
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石鳥居。
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チケットの販売は8時から。
10分前くらいには行列ができていた。
東照宮だけで大人1300円。
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表門。
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階段を上り、陽明門とご対面。
陽明門は1636年建造された三間一戸楼門で、屋根は入母屋造りの銅瓦葺。
東西南北に唐破風が付されている。

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まずは正面唐破風を眺める。
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さらにアップにすると、鬼瓦の下には葵の紋。
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その下には「東照大権現」の勅額が。
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門表の左右に随心像。
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本殿から見た陽明門。
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素晴らしい彫刻の数々には特に霊獣、霊鳥など吉祥的な意味あいを持ったものが多い。
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天井には墨絵の雲竜図。
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門の裏側にある左右の獅子像。
回りを飾る色彩模様の透かし彫りも見事。
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門の脇の華やかなボタンの花。
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初層組物間には中国の故事や伝説上の仙人など人物の装飾彫刻が配されている。
リアルな表情から江戸初期にはまだ中国思想の影響が強かったことが窺われる。
琴高仙人。
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梅福仙人。
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鉄拐仙人。
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門の左右には袖塀があり、東西廻廊につながっている。
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この後「眠り猫」「唐門」など見学します。
そちらは次回に

大人の遠足 日光第2弾2017 ②こちらも修復工事完了 三猿、眠り猫

前回は陽明門を中心に紹介したが、それ以外にもたくさんある東照宮の見どころを紹介。

まずは五重塔。
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五重塔初層には東西南北の方角を示す位置に十二支の彫刻が飾られている。
通路側には、寅(家康)、卯(秀忠)、辰(家光)が。
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表門の左右の仁王像。
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表門裏側。
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神宝を納める三神庫の一つ中神庫。
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上神庫。
狩野探幽が下絵を手掛けたと言われる一対の象。
左は白い象、右は黒い象。
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神厩舎。
馬を守る存在の猿の彫刻が飾られている。
人の一生を猿になぞらえ、一般庶民にわかりやすく表現している。
有名な三猿は8面あるうちの2番目。
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親猿が子猿の将来を見つめている。(赤子の時期)
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「見ざる、言わざる、聞かざる」(三猿、幼少期)
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座っている猿。(青年期)
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大きな志を抱いて天を仰いでいる猿。(大人の時期)
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下を見て悩む猿と慰める友。(大人の時期)
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こちらは若い猿の男女の出会いの時期。
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二人で手を取り合って共に人生の苦難を乗り越えていこうとする結婚の時期。
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赤ちゃんができ親となり、再び第一場面に戻る。
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御水舎。
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陽明門の脇から奥社へと向かう参道の入り口の欄干に「眠り猫」がある。
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後ろ側のスズメはまだ修復されていなかった。
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今回は奥社へは行かず、ここで引き返す。

唐門へと続く廻廊。
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唐門。
こちらは以前修復工事が済んだばかりの時に訪れている。
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ここから大猷院へ向かいます。
あまり知られていませんがここも世界遺産の一つで、見ごたえのある建物でした。
そちらは次回に。


追記

表門から陽明門へと続く敷石が、途中で石の組み方を変えています。
これは自然と人の流れを変えるために組み方を変えたそうですが、まさに日本の技術の粋ですね。
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日本では当たり前ですが、トイレも無料できれいです。
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大人の遠足 日光第2弾2017 ③ここも世界遺産 大猷院の美しさにはまる

東照宮を後にし、二荒山神社へ向かう。
杉並木が美しい。
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今回は神社の前の道を大猷院方向へ。
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チケットを購入し、中へ。(大人550円)

大猷院は「死後も東照大権現にお仕えしたい」という家光の遺言に基づき、四代将軍家綱の命で造られたもの。
本殿1棟に使用された金の量は東照宮55棟の建物より多く、江戸初期を代表する霊廟建築。
随所におじいちゃん(家康公)への敬愛の念が散りばめられた美しい建物は、見ごたえがあり、ここまで足を延ばす観光客が少ないのを残念に思った。

また広い庭園にはモミジやカエデの木が多く、秋には紅葉がさぞ見事なことだろう。
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要所要所にこうした看板があり、日本人だけでなく海外からのツーリストにもわかりやすい。
仁王門。
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門をくぐったところ。
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御水舎。
残念ながら天井の龍の絵はほとんど見えなかった。
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二天門。
平成30年までの修復工事中。
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急な石段を上がると展望所へ。
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鐘楼・鼓楼。
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夜叉門。
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毘陀羅(びだら)。
表の左側に立つ南を司る夜叉。
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阿跋摩羅(あばつまら)。
表の右側に立つ、東を司る夜叉。
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徤陀羅(けんだら)。
裏の右側に立つ、西を司る夜叉。
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烏摩勒伽(うまろきゃ)。
裏の左側に立つ、北を司る夜叉。
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唐門。
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拝殿・本殿。
中は撮影禁止ですが、家光公の大きなお位牌などもあり、特に絢爛豪華な天井の美しさは必見。
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拝殿の入口から眺めた写真。
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外から。
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拝殿・本殿を囲む塀。
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ここから先奥院へとつながる道は工事のため行けませんでした。
竜宮門と呼ばれる美しい門も次回へ持ち越しです

精巧に施された見事な細工や装飾の数々は素晴らしかったです。
550円というお値段でこれだけの物を見られるのは、なかなかないと思います。
陽明門をご覧になった帰りには、ぜひ立ち寄って見てくださいね

(参考文献 「散歩の達人MOOK 日光・那須・益子」)

大人の遠足 日光第2弾2017 ④日光随一のパワースポット 滝尾神社へ

大猷院から二荒山神社へ戻る。
ここは人気のパワースポット。
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滝尾神社へ行く道がわからず案内の所で聞くと、先ほどの大猷院の脇の道を上がっていけばよかった
また下り、そして石段を上る。
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20分ほどかなり急な石段や坂を上がり、行者堂へ着いた。
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狛犬が小さくてかわいい。
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手前にはかわいそうなお地蔵さん。
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今度は下りの道。
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神橋から上ってくる道とぶつかる。
帰りはこの道を下る。
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緩やかな上りの石畳。
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白糸の滝へ。
山の渓流を流れ落ちるかわいい滝。
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橋を渡ったところが滝尾神社の入口。
滝尾神社は二荒山神社の別院であちらこちらにパワースポットが存在するとか...
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山奥なので、まだモミジの新緑がきれい。
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意外に本殿までは遠い。
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この鳥居の真ん中の丸い穴に小石を3つ投げて通れば幸運が舞い込んでくるということで、オットも試してみましたが、全く届かず
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ようやく楼門が見えてきた。
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門をくぐると拝殿。
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本殿・唐門。
山の奥とはいえ立派な造り。
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さらに奥へと続く。
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三本杉。
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滝尾稲荷神社。
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酒の泉。
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子種石。
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ここからまた神社の入口に戻り、神橋方向へ下っていく。
二荒山神社からの険しい道と違い、緩やかな傾斜の苔むした石畳の道を歩くだけで癒され、海外のツーリストともたくさん会いましたよ。
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途中には北野神社が。
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すぐ近くには「ここから滝尾道」と言う標識も。
神橋から歩いてきた人は、この標識から山道が始まると実感できるのでしょうね。
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観音堂。
なぜか将棋の駒がたくさん奉納されていた。
時の人、藤井四段を思い浮かべてしまった。
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前回訪れた東照宮美術館の前を通り...
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前回すっかり気に入った中華「翠園」でランチをいただく。
オットはB、私はA定食。
特に杏仁豆腐は絶品
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お腹も満たされ、次なる目的地「本宮神社」へ。
そちらは次回に。

大人の遠足 日光第2弾2017 ⑤裏見ノ滝でマイナスイオンをたっぷり浴び、癒される

ランチの後は本宮神社へ向かう。
勝道上人像。
ここの近くに世界遺産めぐりのバス停があり、いつも海外ツーリストで賑わっている。

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神橋の前から上っていく参道。
上がってすぐのところにカフェの看板が出ているので、そちらを入ると本宮神社へ通じる道となる。
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このカフェもいい感じで、次回はここでランチもいいかも?
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石畳の坂をさらに上がると、本宮神社の案内が見える。
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あちらこちらに開運スポットがあり、我が家はもっぱら健康運を願うのみ。
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本宮神社の門が見えてきた。
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こぶ杉。
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紫雲石。
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四本龍寺三重塔。
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ここから保育園の脇を通り、再び東照宮の駐車場へ。
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江戸時代に積まれた石垣?
苔むした大きな石は、古人の足跡を偲ばせる。
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東照宮の駐車所を出たのは13時過ぎだったが、駐車場に入る車で長い列ができていた。
やはり朝一番に来て、団体ツアーが来る9時までが、いちばん静かにゆっくり見学できると思う。

10分ほど車を走らせ「裏見ノ滝」の駐車場へ。
ここまでは公共の乗り物はないので、マイカーでないとちょっと来るのが厳しいかも。(バス停からは徒歩45分)
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日光三大名瀑の一つで、滝までは15分ほど。
ぬかったり滑りやすくなっているので、スニーカー程度の靴は必要かも。(私はクロックスで行ってしまいましたが
ところがこんな看板が
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とりあえず行ける所まで行こうと急な階段を上っていく。
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渓流沿いの散歩道は涼しい風が吹き、気持ちいい。
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この木道が見えたら「裏見の滝」。
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梅雨時と言うこともあるかもしれないが、豪快な水しぶきを上げる滝はまさに行者さんの修行の場といった感じ。
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こちらは「荒沢相生滝」というらしい。
工事が済めば、こちらの滝の豪快な水しぶきも見えるはず。
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工事中の看板。
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地中からわき出た水が岩を伝い渓流となる。
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帰り道に見つけたお地蔵さん。
日光はこういうところまで人の手が行き届いているのを感じる。
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同じ道を戻る。
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わずか15分ほどですが、気持ちのいい散歩道です。
マイナスイオンをたっぷり浴びて、ちょっぴり元気になった気がします。
手軽に行けるので、ぜひ立ち寄って見てくださいね

駐車場からはまっすぐ我が家へ。
日光は見どころがたくさんあるので、なかなかマイナーな所へは寄りづらいですが、それぞれに趣きのある素敵な所でした。
また季節を変えて癒されに行ってみようと思います。


最後に日光で見かけたお花の紹介です。
ユキノシタ
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ミヤマガマズミ
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