夢は枯れ野を...

団塊世代夫婦の個人旅行記(海外、国内)をメインに、近所の散歩道、山歩きなど気の向くままに綴っています。

写真の無断転載はご遠慮くださいね。 ホームページ上から写真が大量に消えています。 勝手に写真を盗用され悲しい思いです。 大した写真ではありませんが、私にとっては大切な思いが詰まっています。 どうかご理解のほどを。

海外ドラマ

ミラノの百貨店を舞台に繰り広げられる女性のサクセスストーリー「パラディーゾ~恋する百貨店~」

今日からGW。
雨の初日となりましたが、我が家のご近所はひっそりしています。

お天気の悪い日は撮りだめしたドラマを見たり、のんびり過ごしています。
元々GWに出かける我が家ではありませんでしたが、合間の平日には高尾山へ登ったりしたことを思えばやはり2年続けて様変わりですね。


ついこの間から始まったイタリア発のドラマ結構はまっています。
女性のサクセスストーリーは本場アメリカではいくつもありますが、イタリア発ということでちょっと一味違い、なかなか面白いです。

時代も1950~60年代というレトロな雰囲気もいい感じ。
まだまだのんびりしていたし、世界に希望があった時ですね。

イタリアでも結婚したら仕事は辞めるという時代に、シチリアから出てきたお嬢さんが繰り広げる物語。
主演はミスイタリアで「世界で最も美しい顔100人」にも選出されたジュジー・ブシェミ。
モデル出身の割には演技もなかなか胴に入ったもので、ちょっとお茶目な明るい雰囲気に好感が持てます。

おしゃれな街ミラノが舞台で大聖堂や美しい街並みも登場します。

最近の重い雰囲気の多いドラマの中で久々の明るいドラマ。

今は希望を求めているんだなとしみじみ感じたドラマで、これからの展開が楽しみです。

トルストイの名作をBBCが美しい映像のドラマに仕上げた「戦争と平和」

新作ではありませんが、再放映されている「戦争と平和」。

リリー・ジェームズやジェームス・ノートンなどそうそうたるメンバーが出演し、なかなか許可のおりないエカテリーナ宮殿やエルミタージュ美術館で撮影された美しい館や調度品の数々にうっとり。



トルストイは大好きな作家で大半の作品は読んでいますが、その中でも映画やドラマとして取り上げられる回数が多い「戦争と平和」。

原作はかなり長編で、ロシアの自然や当時の貴族社会の様子など詳細に描かれています。

テーマの一つとして敬虔なキリスト教的な考えに基づく生活がありますが、ドラマではその辺をうまく取り込みながら、ナターシャとアンドレイの恋愛で華やかさを添え、ピエールとナターシャが伴侶として結ばれていくまでを描いています。

小説ではその後のピエールとナターシャの生活が描かれ、ドロドロした貴族社会の駆け引きとは無関係の地に足付けて生きる生活の静けさと信仰のこそトルストイが描きたかったものなのでしょうけれど、ドラマではそちらは省略されています。


演じる役者さんだけでなく、ロシアの美しい夏の草原、冬の雪原などBBCならではの映像美です。

何度か映像化された中で、私はこの作品が一番好き。

原作を読んでいない方にも楽しめる美しいドラマだと思います。

ダウントン・アビーのアンナ役ジョアン・フロガットが熱演「黒衣の天使~女性連続殺人鬼メアリー・アン・コットン」

今日は全国的に雨模様ですね。

先週一挙放映された実話に基づく事件のドラマを見ています。

19世紀に発生した女性連続殺人犯メアリー・アン・コットンのよる連続殺人事件を描いた「黒衣の天使」。

主演はダウントン・アビーのアンナ役として名高いジョアン・フロガットが熱演。
義父役としてニュー・トリックでお馴染みのアラン・アームストロングが出演している。

貴族のお屋敷の侍女として自分の意志を持ちながら信仰深く慎ましやかなアンナとは一転、連続殺人犯という難しい役柄を見事に演じている。

貧しい家庭に生まれそこから這い上がって生き延びようとするメアリー。
美貌や頭の良さにも恵まれ、次々殺人を犯しながら罪の意識が全くないままにつかまり処刑される。

そんな彼女のある意味のし上がり生きようとする意志の強さ、そしてそのために我が子をも殺めてしまう心の闇。

今の日本では子どもが親を殺す、親が子どもを殺すといった事件も珍しいことではなくなりました。
些細なことから人を殺めてしまうその罪の深さにこのドラマはしっかり向き合っています。

そういった事件を他人ごとのように興味半分のワイドショー的に見るのではなく、人の心の闇と向き合うことを問いかけています。

ある意味ちょっとしたきっかけでこうした事件を起こしうるということ。

ただそれが積み重なっていくことでどんどん殺人を犯し続ける彼女の異常性にも触れつつ、最終的に人の心の闇を描く技法はさすが英国。


表面的なこととして終わらせないものをこのドラマは問いかけているし、それは今の日本には全くない視点ですね。

ちょっと重くなるドラマもジョアンの熱演に救われました。

ヴェルサイユ ルイ14世の若き日を綴ったドラマが絢爛豪華なヴェルサイユ宮殿を舞台に繰り広げられ圧巻

「囚われの愛」の後続番組として「ヴェルサイユ」が始まりました。

「囚われの愛」で描かれる女性像には?マークも多く何となくモヤモヤしたままで終わりましたが、「ヴェルサイユ」は打って変わって登場する女性たちも魅力的な作品。


フランス制作のドラマということですが、フランス語ではなく英語でドラマは進みます。
実際にヴェルサイユ宮殿の鏡の間がロケに使われ、様々なシーンで登場。
そして煌びやかなドレス、調度品、香水など今もフランスを代表する産業の基礎を築いたルイ14世。

文化に注ぐ統治者の情熱や予算はやはりフランスならではのものですね。
お金をかけ守らなければその国の文化はすたれてしまう。
今の日本がそのいい見本ですね。
どんなに日本は素晴らしいと宣伝しても実際に予算がなければすたれていく一方。
悲しい現実です。


そんなルイ14世を演じるのは「レ・ミゼラブル」で光る演技をしたジョージ・ブラグデン。
彼の演じるルイ14世はフランス人から見たらどんな風に映るんでしょうね。

派手な女性関係が繰り広げられる宮殿ですが、それも文化と言い切る王。

そして日本の農耕民族とは違い、狩猟民族としての生き様も感じられるルイ14世と弟のフィリップ。
誰かに守られるのではなく、権力闘争を自力で勝ち取ろうとするルイ14世。


そして私も大好きなヴェルサイユ宮殿の庭園に対するこだわり。
宮殿も含めて完成するまでの過程が王の生き方と重なります。


やっぱり歴史は面白いなって思います。
こうして後世に残されていく歴史の一コマを垣間見ることができるのも教科書では学べない世界史ですね。


宮殿で繰り広げられるおちゃらけたドラマの中の真実。
こちらもはまりそうです。
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英国メディアで絶賛されたミステリー 人の心の闇を淡々と描く秀作「適切な大人~連続殺人犯フレッド・ウエストとの対峙」

昨日AXNミステリーで一挙放映された実話に基づくサスペンス。
まだ全部見終わっていませんが、その中でも英国でも評価が高く、ゴールデングローブ賞主演女優賞にもノミネートされた作品「適切な大人~連続殺人犯フレッド・ウエストとの対峙」良かったです。

1990年代に起こった連続殺人事件の犯人フレッド・ウエストと妻ローズ。
犯人容疑者の取り調べに立ち会い、容疑者の精神的サポートをする役目を「適切な大人」と言い、その役目を担うことになったごく普通の主婦ジャネットの目線からとらえた犯人との交流。


殺人犯がサポートする役目の人の心までコントロールしようとする怖さとそれを乗り越えようとするジャネットの生き様。

うつ病に悩むパートナーと共に暮らし、4人の子どもを育てながら、自身も学校に通い、資格を得るための仕事をしているジャネットをBBCらしくごくありふれた中流階級の日常として丁寧に描いています。

日本だったら絶対にそんな何役もできないと投げ出してしまうところでしょうが、周りの人の目も優しく、それをサポートしてくれる人たちもたくさん出てきます。
その辺の生き方は90年代でありながら、今の日本よりはるかに進んでいますね。
何もかも親の責任、特に母親の責任として押し付けられることが多い日本では、なかなか違うレールの生き方ができないですよね。


連続殺人犯は明らかに尋常ではない精神で、ごく普通の人から見れば話を聞くだけで悪夢にさらされることでしょう。


様々な要素を持った事件を捕える側からでも捕えられる側からでもない第三者の目で描く、その目線の細やかさに心打たれます。


最後に犠牲になられた方の写真と実名が出て、新たな家族の生活の始まりを描いています。

そこには悲惨な事件の希望、ごくありふれた日常の大切さなどいかにも英国らしい終わり方で好きです。
米国のようにすべて善悪をつけないと気が済まない世界とは違う目線の暖かさがいいですね。


そうした主人公を決して美人ではないけれど存在感のあるエミリー・ワトソンが演じています。
やっぱり英国の女優さんは奥が深いし、目力がありますね。

これから他の作品も見てまた紹介したいと思います。

シーズン1より面白いマヨルカ島捜査ファイル シーズン2

先日放映されたマヨルカ島捜査ファイル シーズン2。

年の半分はどんよりしたお天気で暮らす英国人にとっては、明るい太陽の南の島は憧れの的。

その先陣を切って作られたドラマが「ミステリー・イン・パラダイス」。
英国本土でのミステリーとは違い、明るい日差しと現地の風土がスパイス。

そのドラマの成功の二番煎じとして作られたのが、マヨルカ島の捜査ファイル。
正直、シーズン1はどうも私にしっくりこなくてちょっとがっかりのドラマだった。
せっかく英国ドラマには珍しく美男美女コンビだったのだが...


今回放映されたシーズン2はちょっと複雑で微妙だった二人の刑事の関係がすっきりし、同僚としていい感じで事件を解決しています。

マヨルカ島というスペイン領の島で繰り広げられる事件は、美しい海はもちろん、スペイン風のお屋敷や街並みなどどれも絵になる景色。


BBCのお家芸の登場人物の人間像を描く手法はそのまま、そして最後は軽い仕上がりになっているので、このコロナ禍で海外に行けない重苦しさを吹き飛ばしてくれるものがあります。

二人の関係がシンプルになった分、それぞれの個性を楽しめるミステリーになっていると思います。

「囚われの愛」がドロドロ愛憎劇だけでなくトルストイにもつながる奥深いドラマでした

まだ放映途中ですが、「囚われの愛」当初の予想のドロドロ愛憎劇だけかと思っていましたが、なかなか奥が深いです。

このドラマの舞台はクリミア戦争にロシアが敗北し、これまでの農奴制から近代へと移り変わっていく時代。
1861年にアレクサンドル2世が「農奴解放令」を発令し、地主の所有物だった農奴に人格的な自由と土地が与えられることになりました。


そうした時代背景の元、今まで売り買いされ人として扱われてこなかった農奴が少しづつ力をつけ、自分たちの主張を訴えるようになります。


主人公のカーチャもある意味恵まれた生活を送っていた農奴でしたが、愛する人の死により過酷な状況に置かれながら次第に自分の意志を持ち目覚めていく様子が描かれています。


広大なロシアではとても農奴なしでは農地を耕すことはできず、そうした状況は他のヨーロッパの国より厳しいものがあったと思います。
エカテリーナ宮殿にみるようにごく限られた一部の貴族だけに富が集中し、他の人たちには過酷な生活が待っていました。


そこに登場する人物があまりに善人、悪人がはっきりしすぎているところは物足りないですが、過酷な農奴の生活の色どりを添える収穫祭の衣装やダンス、音楽どれも素敵です。


トルストイの「戦争と平和」に描かれているような良い貴族、悪い貴族。
そして良い貴族の良心の呵責と地主としての務め。

様々なものが交錯するスケールの大きな作品だと思います。

まだ後半どんな風に彼女は成長していくのか見てみたいです。
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