夢は枯れ野を...

団塊世代夫婦の個人旅行記(海外、国内)をメインに、近所の散歩道、山歩きなど気の向くままに綴っています。

写真の無断転載はご遠慮くださいね。 ホームページ上から写真が大量に消えています。 勝手に写真を盗用され悲しい思いです。 大した写真ではありませんが、私にとっては大切な思いが詰まっています。 どうかご理解のほどを。

その他

やっぱり旅はいいな 「ワールド・トラックロード 俺の助手席に乗らないか」NHKBS

東京では満開のソメイヨシノが冷たい雨に泣いていますね。


すっかりご無沙汰してしまいました。


久々当たりの旅番組の紹介です。
NHKBSで放映された「ワールド・トラックロード 俺の助手席に乗らないか」オーストラリア編とヨーロッパ編。

冒頭流れる「人が旅する目的は到着ではない 旅をするそのものが旅なのだ」というゲーテの言葉が素敵。

有名観光地を回る旅番組にはすっかり飽きたが、こうして見知らぬ土地を現地のトラックドライバーと旅する番組は新鮮。

特にオーストラリア編では、広大な土地を6日間かけて4つの州を移動する旅が、美しい自然と共に懐かしい音楽で紹介され、それだけで私もトラックの助手席に乗った気分が味わえる素晴らしい映像の数々。

基本夜はトラックで休み、ある時は街のレストランで食事をし、ある時は持参のコンロでOGビーフのステーキに舌鼓を打つ。
日本のようなサラダもない、朝はパンにチーズを挟んだだけのサンドイッチや青リンゴを入れたシリアルなど、地元ならではの食生活も垣間見え面白い。

そんなトラックドライバーが何より大切にしていることは家族とのやすらぎ。

どこへ行こうともやはり人としての立ち位置がきちんとしている人たちを見るのは、私自身も癒される。

表面的に取り繕った人間関係ではなく、自分の生き方、仕事、そして家族が地に足付けて生きてるな~って感じる。

世界中がコロナ禍を経て大きく変わってしまった価値観。
日本でも変化の兆しはたくさんありますね。

いちばん気づいていないのは、お役人や学校の先生たちかも?


ヨーロッパ編はドイツのフランクフルトからポルトガルまで。
国をまたいでのトラック移動。
国ごとに変わる風景。
そんなドライバーの心の拠り所もやはり家族。


やはり旅っていいな~と思わせてくれた番組との出会いでした。

新年あけましておめでとうございます 2023

穏やかなお天気が続いた今年の関東のお正月。
3が日も明け、そろそろ日常に戻りつつありますね。


久しぶりに富士山を見に行ってきました。
このところの冷え込みで真っ白に冠雪した富士山は、やはり日本の象徴ですね。
今年もお正月に拝むことができ、一年の祈願をいたしました。

麓に住宅が広がるのも、サイタマらしい風景なので、それも併せてお届けしますね。
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芝川の様子は次回お届けするとして、見沼自然公園の蝋梅を。
こちらもほぼ満開で、かぐわしい香りが漂っていました。
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クリスマスのお楽しみアガサ・クリスティーの新作 今年最高の出来栄え「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」

毎年クリスマスの時期に放映されるアガサ・クリスティーの新作。
今年は「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」。

「ドクター・ハウス」で主人公を演じたヒュー・ローリーが脚本・監督・出演の三役を務める。


今までの新作に比べ、比較的原作に忠実な作品に仕上がっているが、ウェールズの美しい自然描写、そして主人公を演じる伯爵の娘フランシス役のルーシー・ボーイントンが魅力的。


崖下に転落した男の最期の一言をから始まる推理。

舞台となった1930年代のレトロな家具や衣装も良い雰囲気を醸し出しているし、全体としてゆったり進められるドラマの展開も1930年代ぽくっていい。

いかにも怪しげな医師を演じているのが、ヒュー・ローリー。


そして最後は虹までかかるHappy endで終わるのもいいですね。

今年は何よりも希望の欲しい年だったし、今年一年余りに重い事件が多かったので、少し浮かれるくらいの終わり方が救いでした。


日本の宝は豊かな自然だと思いますが、英国の宝はやはり舞台、ドラマだな~としみじみ思いました。

きちんと発声を学んでいる役者さんの演技は、やはり日本のドラマのレベルとは全く違うし、流石シェークスピアの国ですね。


あまり当たりの新作がなかった今年の英国ミステリーですが、最後の最後の見ごたえある作品と出会えました。

再放送の機会があったらぜひぜひ見てくださいね。




いよいよ佳境にヒュッレム妃の死 オスマン帝国外伝

今日はお昼ごろに上がると言っていた雨がなかなか上がらず、冷たい雨でした。
明日からはまた北風ビュービューですね。


かなりハマっているオスマン帝国外伝。
ついにヒュッレム妃が亡くなり、ドラマもいよいよ終盤です。

17歳で奴隷からスレイマン皇帝の寵妃となり、ハーレムを牛耳ってきた生涯。

数々の陰謀や策略を巡らせながらも、やはり誰よりもスレイマンに対する愛情が深かったからこそ、その地位を維持できたのでしょうね。

そして最後に残った二人の息子たちへの的確なアドヴァイス。
母親でなければ見抜けない息子たちの深層心理。

ただ若い息子たちには、母の思いはなかなか通じませんね。

どんなに素晴らしい皇帝であっても、なかなか跡取りに関しては難しい選択。
年を取ればとるほど、甘い言葉にも乗ってしまいがち。

全ての王国の支配者がそうであるように、優れた皇帝の偉業は続かず、ぼんくらな息子が跡を継ぐことが多くなります。

そんな中、ぼんくらな皇帝を支える気丈で決断力があり、頭のいいお妃がいたからこそ、他のヨーロッパの王族より、長くこのオスマン帝国が続いたのでしょう。


その先駆けとなったのはヒュッレム。
飛ぶ鳥跡を濁さずという諺通り、すべてやりつくして旅立ったその姿は、まさに理想かもしれませんが、それだけ後世にも残る素晴らしいお妃だったのでしょう。

まだドラマは続きますが、もう一度最初から見直してみたい、そんなヒュッレムの最期でした。

久々のリアルタイム旅番組がやっぱり良いね「地球タクシー ベルリンを走る2022」

コロナ禍以降、リアルタイムの旅番組が消えてしまい、ずっと過去の番組の再放送が続いていましたが、ようやくリアルタイムの旅番組が見れるようになってきました。

今回は夏のベルリンを取材した「地球タクシー ベルリンを走る2022」。


ベルリンはドイツ鉄道周遊旅でも行った思い出深いところ。
数々の美術館や博物館、そして東ベルリン、西ベルリンの全く違った街の雰囲気。
全てが新鮮でワクワク感にあふれていました。

私たちはトラムと地下鉄、バスを使って移動。
グーグルマップとにらめっこしながら、ドイツ国鉄のHPを参考にバスやトラムの路線を調べたことを思い出します。

ツアーでお目当ての場所に行って写真を撮るだけの観光と違い、ハラハラドキドキもありながら、街の雰囲気を味わうことができました。


今回はコロナ禍、そしてウクライナ侵攻とヨーロッパが揺れ、日本も含めて世界の価値観が大きく変わるこの時に、懐かしいベルリンはどんな雰囲気なのか、興味ありました。

東西ベルリンを隔てる壁の近くで工事中だったコンドミニアムは出来上がり、巨大なビルも増えた街なみ。


あの時代に戻りたくないと言いつつも、やはり東出身と西出身では、どこか違った感覚もあるのでしょう。


登場した運転手の出身地も様々。
そして大学を卒業しながらタクシー運転手を続ける現実。
女性ドライバーも日本よりはるかに多いでしょう。

たくさんの人種の人が住むベルリンでは、自分のルーツに誇りを持ちながらも、違いを許容する緩さを持って生きているような気がします。

そんな本音が出てくるタクシードライバーの物語。
今、そこに生きている人のリアルな声が聞けて、面白かったです。

旅の良さは、今いる日本だけでない、様々な価値観を持った人と出会えること。
どうか、若い世代にも、日本が素晴らしいと礼賛するばかりではなく、違った価値観に生きている人たちを知ってもらいたいですね。

主演のキャスリン・モリスの熱演光る「コールドケースCold Case」

このところ米国ドラマのリバイバル放映が続いていますが、「コールドケース」も2003年~2010年まで放映された刑事ドラマ。


過去の未解決事件を殺人課の未解決事件専従捜査班が1件1件解決していく。
その事件の年代は戦前から数年前のものまで様々。

7シーズンの放映だが、珍しくメンバーがほとんど入れ替わらず、気心の知れたチームで解決。

なかでも主演のリリー・ラッシュ役のキャスリン・モリスは刑事らしからぬブロンド美人が、体を張った熱演と冷静な分析力で光り、このドラマを盛りあげている。
完璧に見える彼女にも、妹や母親、そして父親と様々な家族の問題を抱えながら、過去の事件と向き合っていく。


このドラマのもう一つの魅力は、過去の事件が起きた時のファッションや音楽が忠実に再現され、いい意味で飽きることのないドラマの展開になっている。


米国の刑事ドラマではどちらかというと派手なアクションが中心になりがちだが、このドラマでは、過去の事件にかかわった人物像が深く描かれ、一味違った重みを感じさせる仕上がりになっている。

思わず続けて見たくなる、そんな魅力あるドラマは年月を経ても色あせることはない。

エミリア・フォックスがはまり役 美しいイタリアの田園風景とセレブで知的な女性が魅力的「英国諜報部員シルヴィアの事件簿」

先日一挙放映された英国ミステリーの新作「英国諜報部員シルヴィアの事件簿」。

ルイス警部のハサウェイではまり役だったローレンス・フォックスのお姉さん、エミリア・フォックスが元MT6という想定で、イタリアに住む姪の結婚式に出席したことからドラマは始まる。

さすが姉弟というだけあって、二人の目元はそっくりで、さらにご両親も英国の重鎮の俳優、女優というサラブレッドの家系。

彼女のセレブで知的な雰囲気とイタリアのさんさんと輝く緑の大地やおしゃれな邸宅とピッタリイメージが合い、それだけでワクワクさせられるドラマに仕上がっている。

この作品は、コロナでロックダウンに苦しんだ後作られたドラマということで、いかに英国人が暖かい陽ざしに飢えていたかが分かるような、イタリアloveが伝わってくる。
(英国人はイタリアをバカにしながらもあの太陽の恵みは貴重で大好きなものの一つ)


英国ミステリーには珍しく、彼女のファッションも魅力的。
40代後半という日本ではお母さん役しか回ってこないのとは違い、堂々と大人の女性の魅力をアピールし、元夫からイタリア警部との新たな出会いまで華やかで軽やか。


重いミステリーばかり見ていたせいか、久々気持ちを軽くして見れる作品と出会え、さっそくお気に入りのドラマになりました。

多分これからも新シーズンが制作されそうな雰囲気で、エミリアにとっても久々ヒットの作品になるかもしれませんね。
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