WOWOWプラスで「刑事モース」が第1話から放映され、久しぶりにはまっています。

最初の見たときの衝撃は回数を重ねて見る度にますます増しています。

コリン・ディクスターという著名な英国の推理作家の原作に基づいた脚本だけにミステリーとして細部まで計算されつくされ、さすがアガサ・クリスティーの国だけの魅力あふれた作品の数々。

本家のモースでは描き足らなかった人物像がこちらの「刑事モース~オックスフォード事件簿」では魅力たっぷりに描かれています。

時代設定は1965年。
まだ戦後の影を残しながら、新たな時代へ歩みを進めようとしている時。
上司のサーズディーはそんな戦争体験を引きずり、若いモースとのジェネレーションギャップも感じながら、新米の彼をかわいがる。

モースは学生時代の失恋の痛手から抜けられず、鬱々とした日々を送りながら、彼の持ち前の観察力や推理力で次第に刑事としてのキャリアを積んでいく。

エルビスプレスリーやビートルズ世代の典型のようにちょっととんがったモースもいい感じ。

オペラを愛し、クロスワードパズルに熱中する姿は後年のモースそのまま。

1960年代のちょっとレトロな服装や、街の雰囲気、そして白黒テレビ。
どれも相まって美しい映像として描かれている。


この時代、まだ男社会だった警察、女性は家で夫の帰りを待ち、温かいご飯を作り子育てをする。
50年以上前の時代設定なのに今もほとんど変わっていない日本の生活...

オックスフォードの街並みも美しい映像で描かれています。

モース役のショーン・エヴァンスが当たり役、モース警部を演じたジョン・ソウの娘さんアビゲイル・ソウもいい味出しています。


全てのドラマを含めても私にとってナンバーワンのドラマ。
見逃した方はぜひ。