今週に入り急に朝の冷え込みが厳しくなり、我が家も冬支度を急ぐ日々となりました。

お気に入りの中国歴史ドラマ「三国志~司馬懿 軍師連盟~」もいよいよ佳境に差し掛かり、三国志演義でも一番有名な場面、孔明の死の様子が放映されました。

蜀の武士や役人を前に最後の戦略を言い残す孔明。
誰もがその死を悼み涙する場面を感動的に描いています。

したたかに我が身を守る司馬懿と孔明との駆け引きや友情。
互いがライバルとして一目置く存在である二人の交流。


その後の蜀のドロドロした派閥争いや生き残った司馬懿の様子は三国志演義では描かれていません。
あくまで美しく孔明の死と言い残された戦略の見事さで終わります。


ドラマはまだまだ続き、司馬懿のその後の人生が描かれます。

孔明とは対照的な人物として歴史では描かれることが多いですが、やはり子育てにおいては誰よりも成功した一人と言えるでしょうね。

次男の司馬昭が勇み足で勝手に出陣し軍に大損害を与えたときにも、リーダーとして彼の首をはねるという決断を下すも、だれよりも息子を心配する父としての一面ものぞかせています。

その辺が曹操が潔く息子たちを切り捨てて行ったのとは違う生き方ですね。

何よりも司馬家が大事。
彼が貫いたものがしっかり息子たちにも伝わったからこそ天下も取れたのでしょう。