3日目
夕方からは香港の夜景ツアーに参加する。
ツアーといっても香港までは自力で行かなくてはならない。
今回香港までのフェリーはタイパよりコタイジェットに乗る。

タイパまではタクシーを利用した。
ホテルから大通りに出たところで流しのタクシーを拾う。
狭い街なので、日本と同じで、流しのタクシーも簡単に拾える。
タイパのターミナルまでは橋を渡っていかなければならない。
約20分ほどだ。
タクシー料金も日本円で500円程度なので、長距離でもそれほど負担にならない。
一応念のため、タイパフェリーターミナルと書いた漢字のメモを見せ、料金も確認する。
通常の会話は英語で大丈夫だ。

Eチケットを見せ、往復の搭乗券を受け取る。
香港への入国になるので、パスポートは必要だ。

16時半のフェリーで香港へ向かう。
空港から来た時とは違い、波も穏やかだったので、ほっとする。
香港までは1時間で、席は自由席だった。
なので、乗船前には結構並んでいた。
マカオでは中国独特の割り込みはなく、みんな整列乗船していた。

17時半、香港上環に着く。
簡単な入国審査の後、迎えが来るまで、フェリーターミナルでぶらぶらする。
それほど大きなターミナルでもないので、待ち合わせ場所のマックカフェでお茶をして時間をつぶす。

18時45分、迎えの係員がやってきた。
ターミナルの前に停めてあるバスに乗り込む。
大半は香港からの観光の人たちだ。

やり手のガイドさんの案内で、ピークトラムの乗車口に到着。
金曜日ということもあり、トラムに乗る人たちで長蛇の列。
それを横目に私たちだけ優先乗車させてもらう。

個人で行くことが多い私には抵抗の有る光景だが、とりあえず前に並ばせてもらい、窓側の席も確保した。

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そしてたどり着いた先がこの景色。
ビクトリアピークからの絶景だ。
あいにくガスがかかっていて、イルミネーションも鮮明でないのが、残念だ。
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グループごとに記念写真を撮ったり、しばし夜景を楽しむ。

その後バスで水上レストランに移動し、夕食をとる。
ツアーでも食事なしの人も結構いたので、10人ほどでテーブルを囲む。
同世代の女性が多かったので、話もはずみ、楽しいひと時を過ごすことができた。
食事もバラエティに富んだメニューで、私だけでなく、ほかの方もおいしいとおっしゃっていたので、値段の割に満足のいくものだったと思う。
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そのあと、みなさんは香港のホテルに帰るので、私だけフェリーターミナルに送ってもらう。
予定では23時発のフェリーとなっていたが、一本早いフェリーに乗れ、23時半にマカオに到着する。
フェリーに乗っていた人たちは、大半がツアーですぐにバスに乗り込み、たちまち、ターミナルが静かになる。
タクシー乗り場には3人ほど並んでいただけだが、ぽつぽつとやって来るだけなので、薄暗いタクシー乗り場で30分も待つはめになってしまった。

タイパのターミナルは、ヴェネチアンなどとも結構距離があるため、深夜の足の確保はやはり、タクシーを待ち続けるしかない。
歩いてタクシーを拾おうという若い女性もいたが、暗い夜道はトラブルの元。
まだターミナルで待っていたほうが安全だ。

やっと来たタクシーに乗ると15分ほどでホテルに着き、長い一日が終わった。