3日目 2009年4月20日
3時40分起床。
山小屋の人数が少ないので、みんなゆったり朝食の準備をしている。
我が家は雑炊を食べ、紅茶を飲んで、寝袋を片づける。

本日は荒川登山口まで下るだけなので、のんびり出発。

高塚小屋までは原生林の中を下っていく。
そこから縄文杉までは階段を下りてすぐだ。

早朝の静寂の中での縄文杉との対面。
これは小屋に泊まるからこそ味わえる感動だろう。
堂々とそびえ立つ縄文杉には、何か神々しいパワーを感じた。
誰もいないデッキでしばし縄文杉を眺め、その姿を目に焼き付けた。

もし縄文杉に行こうと思われている方がいたら、ぜひ日帰りではなく、泊まりで訪れてほしい。
多少の登山経験があり、それなりに準備をしていけばそれほどに困難なコースではないと思う。
100_0096

屋久島0214

RIMG0213

ここで雨が降り出した。
何とか縄文杉まではもって良かった。

この後、狭い階段を下っていくが、ちょうど荒川登山口から登ってきた日帰りツアーの方たちと遭遇し、次から次へ列が途切れることがない。
もちろん山では登り優先ということはわかっているが、一緒についているガイドさんも自分たちのツアーの人たちで手いっぱいなのか、まったく譲ってくれる気配がない。
人ひとりがやっとの階段なので、30分以上待ち、ようやく通してもらうことができた。

縄文杉からの下りは、ツアーの人たちが登ってくる前の早朝にした方がいいですよ
RIMG0232

屋久島0237

ウィルソン株に到着する。
少しだけ薄日も差し、きれいなハート型が見られた。
101_0103

101_0105

屋久島0256

すぐ先には翁杉が。
この杉は縄文杉に次ぐ幹回りの大きさの杉だそうだ。
101_0108

翁杉から30分ほど下ると大株歩道の入り口に出る。
私たちは下ってきたので、ここから先のトロッコ道をどんどん歩いていく。
雨はかなり本降りになってきたが、ここから先は緩やかな下りなので、安心だ。
RIMG0259

101_0111

101_0113


RIMG0260

小杉谷集落跡の橋を渡る。
RIMG0276

屋久島0286

この後、荒川登山口に昨日乗ったタクシーを予約していたので、安房の街まで戻る。

安房からはレンタカーを予約していたので本日の宿のある永田へ向かう。
土砂降りの雨に加えて強風で、屋久島の自然の厳しさを思い知らせ、早々に宿でのんびりする。