2日目 2009年4月19日
朝4時20分タクシーに迎えに来てもらい、淀川登山口へ。
途中、紀元杉の湧水に寄ってもらい、お水を汲む。
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  紀元杉 日の出前でまだ薄暗い

登山口で昨日スーパーで買ったおにぎりを食べ、朝食にする。
これから先、新高塚小屋までトイレはないので、用を済ませ5時半、出発する。

最初は苔むした林の中を歩き、淀川小屋を通り過ぎる。
前泊された皆さんはちょうど朝食の時間だった。
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ここから花之江河を目指すが、途中の森にはこんな杉の大木が。
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立ち枯れが幻想的な白骨樹もあった。
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木々の間から大きな岩の乗った山も見える。
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もうそろそろ花之江河だ。
ここは日本最南端の高層湿原とのこと。
早朝のため、ひっそり静まりかえっている。
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シカの親子がお食事中だった。
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ここから急な登りが始まり、重いリュックがこたえる。
ただ屋久島には珍しく快晴で風もなく、登山日和だ。
黒味岳分岐を左に見ながら、岩場を登っていく。
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投石岳の斜面を越えて、安房岳、翁岳と縦走していく。
快晴はうれしいが、遮るものがないため、日差しはきつく、汗まみれになる。
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はるか向こうには海岸線がうっすら見える。
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宮之浦岳山頂だ。
ご覧のように晴れわたり、360度の展望が楽しめる。
ここまで標準タイムで3時間半くらいだが、1時間近くオーバータイムでようやくたどり着いた。
山頂は思ったより人も少なく、存分に山頂の景色を味わうことができた。
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山頂を下り、焼野三差路を過ぎたところで、昼食をとる。
予約していたお弁当屋さんのお弁当だ。
おにぎり、から揚げ、卵焼き、シンプルだけど、力の湧いてくるお弁当で、少し元気を取り戻す。
トイレが心配だったので、食後のコーヒーは止めておいた。

ここから新高塚小屋までが、ほんとに遠かった。
なので、ぜんぜん写真がありません
梯子や鎖を使う険しい道もあり、下は岩なので、歩きづらかった。
またまた標準タイムを50分近くオーバーしてようやく到着した。

素泊まりの寝袋使用の小屋だ。
本日は、もう少し年配の夫婦とガイドさんを連れた女性二人組、男性二人組で、かなり余裕があり、助かった。

小屋の前にはテーブルもあり、そこで調理することができた。
例によってメニューはレトルトのカレーと野菜スープ。
重い思いをして運んできた貴重なビールもあった。
キャンプでの食事の担当はオットだ。
私はのんびり出来上がりを待つ。

水場の近くにはヤクシカの親子が。
ガイドさんからシカのウイルスが混ざっているから、お水は煮沸して飲むようにと教えられる。
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山は皆さん早寝だ。
19時半過ぎには、静まり返っていた。