最近昔のテレビドラマの再放送が相次いでいますね。
昨夜は「最後から二番目の恋」が放映されました。


当時は視聴していなかったけれど、この時も小泉今日子さんの若々しさが話題になりましたよね。


主人公たちの年齢はとっくに超えてしまっているけれど、やっぱり小泉今日子さんて素敵な女優さんだなと思います。
ちょっと低めの聞きやすい声も好きです。


ただ何といってもこのドラマを面白くしているのは宮本理江子の演出でしょう。
山田太一を父に持つ彼女はこの作品で芸術選奨新人賞を受賞しています。

セリフの一つ一つに働き続けた女性ならではの鋭い視線があり、男性目線のへの突っ込みも忘れていません。

今までのドラマは男性目線で書かれたものが多く、女性は40代になればおばさん一括り。


海外では年齢を訊ねることは非常に失礼なことで、年齢によりその人が判断されることはまずありません。(海外ロケでよく年齢を聞いているシーンがありますが現地の人はかなり失礼な物言いだと怒っていることを日本人は知りません)

むしろ若すぎること、経験がないことへの批判や懸念はあったとしても、どこへ行ってもおばさん一括りで見られる経験はありませんでした。


そんな日本の状況もやんわり意識しながら、さらっと自然体で小泉今日子さんを輝かせています。

そして日本のドラマには珍しく日本家屋の良さを生かした部屋の調度品やインテリアも素敵です。


ハッピーエンドでは終わらない今を生きていく中高年に対する賛歌とでもいった結末もいいです。
(中高年という括りは日本的で好きではない言葉ですが...)


そしてそしてさらに人生は続いていく。
パートナーのお互いの健康を気遣いながら...