夢は枯れ野を...

団塊世代夫婦の個人旅行記(海外、国内)をメインに、近所の散歩道、山歩きなど気の向くままに綴っています。

写真の無断転載はご遠慮くださいね。 ホームページ上から写真が大量に消えています。 勝手に写真を盗用され悲しい思いです。 大した写真ではありませんが、私にとっては大切な思いが詰まっています。 どうかご理解のほどを。

マカオ+ちょっぴり香港ひとり旅 2013

マカオ+ちょっぴり香港ひとり旅 <1>出発まで

もう1年近く前になるが、2013年の1月、ANAのマイレージの期限がきれそうになり、勿体ないので、それを利用して香港へ一人旅に出かけた。
といっても、お目当てはマカオで、香港空港からフェリーを利用し、マカオの世界遺産を観光した。

香港までは1月のお正月を過ぎればローシーズンになるので、17000マイルで行ける。
春から秋までは蒸し暑いので、観光にはもってこいの季節だ。
年明けの3連休を利用していきたかったので、日程は1月9日(水)から13日(日)とした。
申し込みが11月半ばを過ぎていたので、行きの予約は簡単にとれたが、帰りがキャンセル待ちとなってしまった。

一応キャンセルOKのホテルを探して予約を入れた。
今回は、カジノ地区にも近い街の中心地という立地を第一条件にさがし、メトロパークホテルマカオに決めた。
4泊で25200円と格安。
マカオはカジノがあるホテルとないホテルで全く値段が違う。
カジノに興味のない私にはかえって静かで好都合だ。

12月20日を過ぎて突然ANAから予約が取れたとのメールが届く。
すぐにネットで座席の予約をする。
一人で街歩きをする前に行きづらい所は現地ツアーを利用しようと、Alan1.でマカオ市内観光と香港夜景ツアーの予約を入れる。
市内観光のツアーもいくつかあったが、「マカオ世界遺産巡りと食べ歩き1日観光プラン」を選んだ。
値段は550HK$だ。

香港も市内観光にはそれほど興味はなかったが、せっかくなら夜景は一度みてみたいと、マカオからの往復フェリーと夜景観光、さらに水上レストランでの食事がついたツアーを選んだ。
値段は890HK$。

さらに香港空港からマカオまでのフェリーも予約を入れておいた方がいいとの情報で、サウスチャイナ社で予約を入れる。
値段はエコノミーで246HK$だった。
到着の時間によってあらかじめ乗るフェリーが決まっているので、予約のフライト情報とパスポートナンバーなどを入力する必要がある。
予約が取れればメールで送られてきたバウチャーをプリントアウトするだけで大丈夫だ。

マカオで有名な「ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」の予約も入れる。
こちらの予約を入れると、フェリーの予約手数料が無料になるからだ。
チケットはネツトでも購入できるとの情報で何度かトライしてみたが、最後のクレジットの決済ではじかれてしまう。
結果、ネットではそれほどいい席が残っていなかったが、こちらの予約では、正面のかなりいい席が取れていたので、そちらで予約を入れて正解だった。
ちなみに周りは中国人以外のツーリストだったので、ツーリストだけで席を固めているのかもしれない。

街歩きに必要な地図をゲットするために、マカオの観光局より、ウォーキングマップを取り寄せる。
これは時間がかかるので、フライトの予約を入れた時点であらかじめ申し込んでおいたものだ。

そんなこんなで年末年始でかなりバタバタしながら、とりあえず出発の日になってしまった。

マカオ+ちょっぴり香港ひとり旅 <2>香港からマカオへ そしてウィンの噴水ショー

1日目 2013年1月9日(水)
5時起床。
5時半、自宅を出発。
スーツケースは空港へ送っていたので、身軽だ。

6時40分過ぎの京成スカイライナーで成田空港へ向かう。
車内でコンビニで買ったおにぎりとお茶で朝食とする。
お正月休みは終わったので、空いているかと思ったが、結構混んでいる。

7時10分過ぎ空港に到着。
何箇所かレートを確認したうえで、5000円だけ香港ドルに両替する。
一応米ドルも少し持ったが、やはり、現地通貨が必要になることもあるかもしれないと、最低限両替しておくことにしたのだ。

ANAは座席の指定も済んでいるので、すんなりチェックインできる。

かなり時間が余ってしまったので、ラウンジで無料のコーヒーを飲みながらゆったりする。

9時50分、定刻に離陸。
機内は仕事で出張と思われる人が7割がた。
お正月の休み明けに旅行なんて申し訳ないなと思いながら、ビールを飲み、機内食をいただく。

14時15分、少し遅れて着陸。
フェリーで直接マカオに行く場合は、香港に入国しなくてよい。
とりあえずE2 マカオ・フェリーと書いてある標識に沿って進む。
マカオ・フェリー・ターミナル行きのカウンターで予約のバウチャーとパスポート、荷物のクレーム・タグを見せれば日本からの荷物をそのままフェリーに積み替えてくれるのだ。
ちなみに予約では1時間半以上後のフェリーなので、ひとつ前のフェリーに乗船できないか確認したが、乗船は締め切ったので、予定通りのフェリーに乗るように言われる。

香港だけでなくマカオでもほとんど英語が通じた。
観光施設だけでなく、一般の人もかなり英語は使えるようだった。

出航の30分前に専用ゲートが開くが、それまでカフェでお茶を飲み、ガイドブックを読みながら時間をつぶす。

香港の空港自体がそれほど大きくないので、買い物するところも限られている。
薬局でタイガーバームを見つけ、購入したが、後日、街歩きで疲れた足に良く効いた。

ようやく30分前になり、ゲートでセキュリティチェックを受けた後、エスカレーターで地下へ下りる。
さらにシャトルトレインに乗り、フェリー乗り場のスカイ・ピアへ移動する。
ここからエスカレーターで上に上がり出発フロアに出る。

フロアには小さな免税店や売店もあった。
すでに出航15分前なので、みんな乗船ゲートが開くのを待っている。

乗船時間になってもゲートが開かず、いやな予感。
ところがゲートが開き、指定の席に着くと5分ほどで出航する。

席は窓側だったが、外海を航行するのでかなり揺れる。
45分なので、まだ何とか耐えられる時間だった。

ターミナルに着くと、みんなスーツケースが出てくるのを待っている。
最後の最後にやっと出てきてホッと一息。

ターミナルの二階には両替所もあり、25000円をマカオパタカに両替する。
基本、香港ドルも使えるので、マカオでしか使えない通貨に両替する必要はなかったかもしれない。

ターミナルのタクシー乗り場からホテルへ向かう。
英語のできないタクシーの運転手さんもいるので、ホテル名を漢字で書いたメモも持つようにと事前情報があり、それを見せる。
このメモはかなり役立ったので、マカオに行かれる方はお勧めだ。

ターミナルから20分ほどでホテルに着く。
街の中心地に近いが、一本路地を入ったところで、アジア独特のごみごみした感じはある。
ただホテル自体は、お値段のの割にかなり立派で、ベッドも広かった。
お茶の習慣のある国ならでの、お湯を沸かすポットと蓋つきのカップがあり、大変活躍した。
一緒に置いてあるプーアール茶もなかなかイケたので、毎日飲んでいた。

チェックインの手続きをするが、マカオのホテルでは500パカタを預けなければならない。
もちろんチェックアウトの時に返してもらえるが、マカオでしか使えないので、帰るだけのつもりでいると、使う場所もなく困ることが多い。
預けるのは香港ドルでも構わない。

荷物を置き、さっそく出かける。
近くにあるウィン・マカオの光と音楽の噴水ショー「パフォーマンス・レイク」の見物に。
ラスベガスのウィンの噴水ショーは有名だが、マカオのウィンのショーもなかなかと評判だ。

音楽に合わせた噴水のショーは見ごたえ十分だった。
15分おきなので、それほど人も多くなくゆっくり見ることができた。

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 ホテル・リズボア
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ホテルから大通りに出るとカジノで有名なホテルがずらりと並んでいる。
人通りも多いのでそれほど怖いということはない。
ただマカオという土地柄、男性の旅行客が目立った。
おばさん一人では、あまり長居は無用と、夕食を食べに出かける。

マカオ名物の一つアフリカンチキンを食べに行こうと思っていたのだが、思っているよりも遠く、暗い工事現場を避けて行こうと思っていたら、迷子になってしまい、結局ベトナム料理のお店の入る。
大したものは、食べていないのに、けっこうなお値段で、やはり行き当たりばったりでお店に入るものではないと後悔する。

そこから、ホテルへの道がなかなか分からず、何人もの人に道を聞き、最後の貴金属店のお兄さんは、ホテルの前まで連れて行ってくれた。
初日からマカオの人にほんとに親切にしてもらい、ありがたかった。

マカオ+ちょっぴり香港ひとり旅 <3>セナド広場を中心に世界遺産巡り

2日目 2013年1月10日(木)
今日は一日市内観光を予約している日だ。
あいにくお天気はどんよりした空。
革のジャケットを羽織るくらいでちょうどいい気温だ。

近所のコンビニで買ったサンドイッチとヨーグルト、バナナで朝食を済ませる。
下町なので、コンビニは何軒かあり、日本と同じく朝早くから開いているので、便利だ。
近くのホテルに泊まっている若者は結構利用していた。

8時50分、近くのホリディ・インに迎えのバスが来る。
若いカップルが泊まっているホテルに迎えに行った後、まずは聖ポール天主堂跡へ向かう。
ここは、マカオの世界遺産の中でも象徴的な建築物だ。
1835年の大火で焼失し、現在は正面ファサードが残っているだけ。
ここは青空をバックにしたらさぞきれいだろうと、後日、お天気のいい日に再訪した。

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 反対側から見た景色 遠くカジノで有名なリズボアが見える

隣には、ナーチャ廟が建っている。
左に見えるのが、旧城壁だ。
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イエズス会記念広場からは ブロンズ像越しにファザードが一望できる。
このブロンズ像は中国とポルトガルの友好を意味しているそうだ。
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ここから坂を下り、セナド広場の方へ向かって歩くと、聖ドミニコ教会と聖ドミニコ広場がある。
コロニアル風バロック様式のファサードはマカオ一美しいと言われている。
教会前の石畳も世界遺産だ。
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途中の街の表示もポルトガルタイルが使われている。
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セナド広場のすぐのところに仁慈堂がある。
ここは中には入らず、外観の写真のみ。
シンプルな白に壁のグリーンの装飾がきれいだ。
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  セナド広場

ここで義順牛奶公司で名物の牛乳プリンをいただく。
ちょうど小腹もすいてきた頃だ。
そんなに甘くなく、ツルンとした食感が絶妙だ。

通りを渡り、リアル・セナドへ。
ここのアズレージョは見事で、マカオの建物の中でも一番のお気に入りになった。
一階には、ミュージアムショップもあり、センスのいい小物が置いてあり、赤のペン立てを購入する。


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 黄色の菊もブルーのタイルに映えている
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 階段を上ると中庭だ
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 中庭の石の彫刻も由緒あるものだ
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 ポルトガルの詩人ルイス・デ・カモンエスの胸像
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 二階の図書館も素晴らしい天井とアーチの柱が

セナド広場から南へ向かう。
こんなおしゃれな洋館も所々でみかける。
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 標識と地図が街のあちこちにあり、街歩きしやすい

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 聖オーガスティン広場横

ここはドン・ペドロ5世劇場だ。
淡いグリーンと白の色調が美しい。
イオニア式の円柱が存在感がある。
中は入れないので、外から眺めるだけだ。
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 1月だというのに街のあちこちにきれいな花が飾られている


聖ヨセフ修道院、聖堂に向かう。
ここは1728年建築の修道院と1758年建築のバロック式聖堂。
堂内にザビエルの遺骨の一部が安置されている。
高温多湿の気候のため、内部の漆喰がかびてしまうため、年に一度塗りなおすそうだ。
ヨーロッパの教会とは違った温かみが感じられる。
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ここから車で昼食をとりにマカオタワーへ向かう。

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マカオ+ちょっぴり香港ひとり旅 <4>美味エッグタルト 東西文化融合の盧家屋敷を満喫

2日目
いよいよマカオのランドマーク、マカオタワーの60階で昼食をとる。
ランチのビュッフェも通常だと結構なお値段だが、ツアーなのでお得だ。
ポルトガル料理や飲茶、スイーツなど、思っていたよりも種類もあり、お味も良かった。
口コミではあまりいい評価ではなかったので心配していたが、ご一緒したカップルもそんな感想だったので、お勧めだ。
眺望の方はあいにくガスがかかっていて、ちょっと残念だった。
バンジージャンプのアトラクションも準備の様子は見れたが、実際に下りてくる人は見られなかった。

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ここからカップルは香港に向かうということで、午後は私一人の市内観光になってしまった。
向かった先は媽閣廟だ。
ここは海の守護神である女神「阿媽」が祀られているマカオ最古の寺院だ。
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 一番奥にある観音廟 お線香をあげてお参りする人が絶えない
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 廟前のバラ広場も世界遺産だ

このあと、橋を渡り、マカオで一番南の地区、コロアンを目指す。
コロアンまでは、バスでも結構遠いし、便数も少ないので、個人で行くにはハードルの高いところだ。
なので、ここがツアーに組み込まれているのも、このツアーを選択した大きな理由だ。

まずは聖フランシスコ・ザビエル教会へ。
1828年に建立され、当初はここにザビエルの遺骨があった。
ブルーの扉や窓が南方の雰囲気でかわいらしい。
ファサードはバロック様式で、窓には中国式の赤いランタンが下がっている。
内部もこじんまりしてパステルカラーが美しかった。
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ここから少しフリータイムがあり、海岸沿いを散策する。
潮の香りが漂い、マカオであることを忘れてしまいそうなのんびりした光景だった。

さらにコロアンといえば、ここのエッグタルトは外せない。
エッグタルト発祥のの店といわれるロード・ストーズ・ベーカリーだ。
噂にたがわず、焼きたてのエッグタルトは、サクサクのパイ生地と甘いカスタードが絶妙にマッチし、ほんとに美味だった。
なのに食べるのに夢中で写真を撮り忘れている

そしてまた橋を渡り、中心街へ戻ってきた。
朝乗った、ホリディ・インで降ろしてもらい、ガイドさんとお別れした。

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時刻は15時。
ホテルにいったん荷物を置いた後、散策に出かける。
お目当てはセナド広場近くの盧家屋敷だ。

ここは1889年に建てられた貿易商、盧九一家の邸宅で、清代後期西関建築様式。
灰色レンガを使った伝統的な中国式二階建ての住居にステンドグラスなどの西洋文化が共存している。

あまりガイドブックでは大きく紹介されていないが、必見の素晴らしい建築物だ。
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 入口の雰囲気がすでに素敵
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 白い漆喰の壁に映える天井模様が美しい
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 何気ない空間にもすばらしいこだわりが
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 正面入り口
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 中庭
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 こんな風に使われているステンドグラスもおしゃれだ
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 今見てもモダンで素敵なインテリア
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訪れる人も少なく、ゆっくり一つ一つの部屋を満喫できた。
そして、セナド広場へ戻ってきた。
時刻は17時過ぎ。
ブランドショップもこんなレトロな建物の中に入っている。
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ここで並んでも食べたいワンタン麺のお店「黄枝記粥麺店」に入ることに。
少し早目なので、並ばずに案内される。
英語での注文もOKだった。
小エビ入りワンタン麺と青菜の炒め物を注文する。
プリプリのワンタンはおいしかった。

食べ終わるとセナド広場もライトアップが始まっていた。

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ここからタクシーでホテルまで帰るつもりが、何台か停めても距離が短いせいか、NOと言われてしまう。
仕方なく、ホテルまで歩くことに。
歩いて20分ほどの距離だ。
リズボアまでは、大通りで、人もたくさんいるので、わかりやすい。
ここから、ホテルに入る路地が分からずに、またまた迷子に。
今度はちょうどお巡りさんがいたので、教えてもらい、何とか、ホテルにたどり着くことができた。
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マカオ+ちょっぴり香港ひとり旅 <5>世界遺産巡り マカオ半島南部へ

3日目 2013年1月11日(金)
今日は昨日よりいいお天気。
今日もコンビニのサンドイッチで朝食。
おやつのリンゴも購入する。

まずはモンテの砦を目指して歩き出す。
最後はかなり急な坂道で、足がパンパンに。
ここは1617年~1626年にイエズス会の修道士によって築かれた高さ53mの要塞。
街が一望できる。

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ここから坂へ下るとすぐに昨日訪れた、聖ポール天主堂跡だ。
今日は青空なので、昨日とは全く違った景色に見える。
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ここから昨日行っていない大堂(カテドラル)へ向かう。
大堂近くの塀にもすばらしいアズレージョと水飲み場が。
漆喰の塀のクリーム色がヨーロッパとは違うやさしい雰囲気になっている。
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大堂に出てきた。
現在の建物は1937年に再建されたもの。
ファサードにある2つの鐘楼と内部のステンドガラスが特徴だ。
前の広場も世界遺産になっている。

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狭い路地を抜け、三街会館に着いた。
この辺りは案内標識も少なく、少しわかりずらい。
ここは三国時代の蜀の武将関羽を祀った廟で、軍神、財神として崇められている。
西洋建築の一角にこのような廟があるということが、東西文化の共生と評価されているそうだ。

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ここから、南へ下り、昨日訪れなかった所へ行ってみる。
ロバート・ホー・トン図書館だ。
今も図書館として使われており、一部が歴史的建築物として残されている。
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 奥が新しい図書館だ

聖オーガスティン教会脇に出る。
世界遺産の幾何学模様の石畳がきれいだ。
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そして教会前へ。
現在の教会は1874年に建築されたもの。
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 アーチ型の柱や窓、バルコニーの装飾などかわいらしい

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さらに坂を上ると、聖ローレンス教会に出た。
この教会は1560年に作られ、当時は木造で、1803年に現在の石造建物になったそうだ。
新古典様式の建築で、中国製のタイルの屋根や、左右対称の鐘楼が特徴。
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  ターコイズブルーの天井がきれい

時刻は13時すぎ、そろそろお腹も限界だ。
通りにあった小さなパン屋さんで、サンドイッチとエッグタルトを購入。
世界遺産のリウラ広場でいただく。
ベンチも公園内も清潔だ。
サンドイッチのハムは怪しい着色料が付いていたのでパスしたが、エッグタルトはなかなかのもの。
有名どころでなくても、街のパン屋さんでも熱々で充分おいしかった。
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  狭い路地の間にある、街のオアシスといった雰囲気だ

そこからさらに路地を歩くと港務局大楼に出る。
1874年にインド人部隊の宿舎として、イタリアの建築家カスートにより建設されたもの。
外から眺める回廊はイスラムの雰囲気が漂っている。
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ここから昨日訪れた媽閣廟まで歩き、バスでセナド広場へ帰る。
バスの運賃は3.2パカタで、香港ドルでも構わない。
日本と一緒で乗るときに運賃箱に入れるだけだ。
ただお釣りは出ないので、小銭を用意しておく必要がある。
媽閣廟からセナド広場へは主要路線なので、ツーリストもたくさん乗っていた。
それぞれ停車場に停まりながら、街中を走るバスは、また違ったマカオの景色が見られ楽しいものだ。

セナド広場から昨日のリベンジの聖ドミニコ教会の写真を撮り、いったんホテルへ戻る。
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マカオ+ちょっぴり香港ひとり旅 <6>香港夜景と水上レストランで食事

3日目
夕方からは香港の夜景ツアーに参加する。
ツアーといっても香港までは自力で行かなくてはならない。
今回香港までのフェリーはタイパよりコタイジェットに乗る。

タイパまではタクシーを利用した。
ホテルから大通りに出たところで流しのタクシーを拾う。
狭い街なので、日本と同じで、流しのタクシーも簡単に拾える。
タイパのターミナルまでは橋を渡っていかなければならない。
約20分ほどだ。
タクシー料金も日本円で500円程度なので、長距離でもそれほど負担にならない。
一応念のため、タイパフェリーターミナルと書いた漢字のメモを見せ、料金も確認する。
通常の会話は英語で大丈夫だ。

Eチケットを見せ、往復の搭乗券を受け取る。
香港への入国になるので、パスポートは必要だ。

16時半のフェリーで香港へ向かう。
空港から来た時とは違い、波も穏やかだったので、ほっとする。
香港までは1時間で、席は自由席だった。
なので、乗船前には結構並んでいた。
マカオでは中国独特の割り込みはなく、みんな整列乗船していた。

17時半、香港上環に着く。
簡単な入国審査の後、迎えが来るまで、フェリーターミナルでぶらぶらする。
それほど大きなターミナルでもないので、待ち合わせ場所のマックカフェでお茶をして時間をつぶす。

18時45分、迎えの係員がやってきた。
ターミナルの前に停めてあるバスに乗り込む。
大半は香港からの観光の人たちだ。

やり手のガイドさんの案内で、ピークトラムの乗車口に到着。
金曜日ということもあり、トラムに乗る人たちで長蛇の列。
それを横目に私たちだけ優先乗車させてもらう。

個人で行くことが多い私には抵抗の有る光景だが、とりあえず前に並ばせてもらい、窓側の席も確保した。

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そしてたどり着いた先がこの景色。
ビクトリアピークからの絶景だ。
あいにくガスがかかっていて、イルミネーションも鮮明でないのが、残念だ。
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グループごとに記念写真を撮ったり、しばし夜景を楽しむ。

その後バスで水上レストランに移動し、夕食をとる。
ツアーでも食事なしの人も結構いたので、10人ほどでテーブルを囲む。
同世代の女性が多かったので、話もはずみ、楽しいひと時を過ごすことができた。
食事もバラエティに富んだメニューで、私だけでなく、ほかの方もおいしいとおっしゃっていたので、値段の割に満足のいくものだったと思う。
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そのあと、みなさんは香港のホテルに帰るので、私だけフェリーターミナルに送ってもらう。
予定では23時発のフェリーとなっていたが、一本早いフェリーに乗れ、23時半にマカオに到着する。
フェリーに乗っていた人たちは、大半がツアーですぐにバスに乗り込み、たちまち、ターミナルが静かになる。
タクシー乗り場には3人ほど並んでいただけだが、ぽつぽつとやって来るだけなので、薄暗いタクシー乗り場で30分も待つはめになってしまった。

タイパのターミナルは、ヴェネチアンなどとも結構距離があるため、深夜の足の確保はやはり、タクシーを待ち続けるしかない。
歩いてタクシーを拾おうという若い女性もいたが、暗い夜道はトラブルの元。
まだターミナルで待っていたほうが安全だ。

やっと来たタクシーに乗ると15分ほどでホテルに着き、長い一日が終わった。

マカオ+ちょっぴり香港ひとり旅 <7>ロウリムイオック公園を散策 ギア灯台にも

4日目 2019年1月12日(土)
明日は移動で一日終わってしまうので、実質、観光できる最終日だ。
いつものようにコンビニでパンとヨーグルトを購入。
ほんとは朝粥でも食べに行きたかったが、1人だとどうしてもお店に入るのが億劫になってしまう。
まだ一人旅に慣れていないので、観光でいっぱいいっぱいなのだ。

とりあえず、朝食を済ませ、すぐ近くのバス停から28Cのバスに乗り、ロウリムイオック公園に向かう。
車内のアナウンスも中国語と英語で、それらしきところに近づいたので、ブザーを押してバスを降りる。

降りてすぐのところにあったのが、澳門茶文化館だ。
入口から入るとこんな素敵な空間が演出されている。
中はそれほど広くなく、すぐに裏庭に出てしまったので、とりあえず、いったん通りに出て、ロウリムイオック公園に向かう。

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ここは私のお気に入りの盧家屋敷の持ち主の庭園で、古典的な蘇州様式の作りになっている。
屋敷同様、どこをとっても持ち主のセンスが感じられる、素晴らしい庭園だった。
早朝だったこともあり、街中にありながら静かなたたずまいで、ゆっくり散策できた。
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  入口
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  観音様もオブジェの一つだ
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  中国式の回廊で行き来できるようになっている
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  1月でもハスの花が
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  東屋に置いてあるベンチもかわいらしい
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  こちらは澳門茶文化館とつながっていた 盆栽が展示してある

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  澳門茶文化館の建物 裏から見た方が美しい洋館だ
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  近所の人が太極拳をしている 土曜の早朝なので、あちこちで見かけた

ここから歩いてギア教会、灯台を目指す。
ロープウェイで上るはずが、道を間違えそのまま歩いて上ることに。
真冬にも関わらず、お花がいっぱいの公園。
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  太極拳をしている人 年配の人だけでなく若い人も結構いる

世界遺産のギア教会と灯台に着く。
教会は1622年に建立されたもので、当時のフレスコ画が残るが、現在は写真撮影禁止になっている。
灯台は1865年に建設されたもの。
教会と対になったようなデザインがかわいい。

中学生くらいの学生さんが校外学習らしく、あちこちで写生をしていた。
みんなまじめで一生懸命だ。
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マカオ半島の最高地点の丘のため、お天気がいい時は中国大陸まで一望できるそうだ。
今日はあいにくガスっている。
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ここからミカエル墓地に向かうが、地図を眺めながら歩いていると、30代の夫婦が声をかけてくれた。
思っているよりも遠いし、バスの便も悪いので、下の大通りに出たらタクシーで行った方がいいと教えられる。
親切に手招きでこっちの階段を下りた方が近いと案内してくれる。
こんな出会いがあるから、街歩きは楽しい。
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