ようやくサイタマにも青空が戻ってきました
降り続く雨と寒さで身も心も縮こまっていましたが、ようやくいつもの元気を取り戻しました。



ヨーロッパを個人で旅していると電車移動の安さに驚かされます。

フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ドイツ、オランダ、ベルギー、ポーランド。
どの国でも早割のチケットがネットで簡単に購入でき、定価の半分から3分の1で購入することができます。

4時間くらいその国に最高レベルの特急を乗っても3000~4000円くらいなので、気軽に電車旅を楽しむことができ、ファミリー専用車があったり、車両の一角がキッズコーナーになっていたりと家族で電車旅を楽しむ人も多いです。



一方、日本では新幹線や特急の利用はもっぱらビジネスで使われることが多いので、費用は会社持ちということでそれほど値段にこだわらない人が多いです。

そのため個人が気軽に電車旅を楽しめる料金ではなく、正直アジア方面に旅したほうが安いので、立派な車両でも空席の目立つ便も多いです。

海外のツーリスト向けには乗り放題のパスがかなり安くで購入できるのに、自分の国を旅したいと思う日本人向けにはほとんど割引サービスがありません。

これから車の運転は控えて電車で旅したいと思うシニアは多いはずですが、個人で旅するのはあまりに料金が高すぎます


今までの新幹線の割引切符はホテルがついたパック旅行扱いのものが多かったですが、つい先日発売になったJR西日本のおとなび会員限定パスは新幹線、特急に3日間乗り放題で20370円とかなり画期的。
(12/1~20.1/15~3/15)
50歳以上のおとなび会員がネットで購入することが条件ですが、おとなび会員そのものに会費などは必要ないので無駄な費用が掛かりません。

一方JR東日本は大人の休日俱楽部に入会すれば割引チケットは購入できますが、夫婦で年会費7458円とかなり高額。
これだけの年会費を払って元を取る以上のお得感を味わうにはかなり回数を乗らないと難しいでしょう。

近場なら青春18切符を活用するのもいいかもしれませんが、遠出は難しいですね。


LCCにしても今回のJR西日本のパスにしても、乗り物の安さや利便性という意味では完全に西高東低ですね。
西日本が海外のツーリストからが人気があるのもわかるような気がします。


東日本もいつまでも殿様商売していないで、臨機応変に新しい顧客を確保するために工夫が必要では...
東大出のお役所考えではそこに飛びつくだけの魅力ある考えは出ないでしょう。


航空会社のように時期だけでなく、時間帯により料金を変えるとか...
ヨーロッパの鉄道会社ではどこも当たり前にやっていることです。


ともあれ、西日本までは安い高速バスを使い、この乗り放題パスを試してみたいと思います。
今年は無理かもしれないけど