8日目 2019年6月16日(日) 9763歩
朝一番のバスでザグレブを経由しポルチェへ向かう日。
ホテルの部屋からのプリトヴィツェ国立公園。
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6時過ぎにホテルのカウンターへ行くとボックスランチが用意されていた。
紙袋にたくさん入っている。
バナナ2本、パン2個、ラップに包んだハムとチーズ。
バターとジャム、ハチミツ、ペースト、ベリーのジュース、お菓子。

紙袋からエコバックに入れ替えちょっと身軽にする。


口コミでは30分くらい前にバスが来ることもあるということで、6時半にはエントランス2のバス停に到着していた。
バナナを食べながらバスを待つ。

地元の方らしい老夫婦に駐車場は何処か尋ねられた。
あきらかによそ者でスーツケースを持った私たちに聞くのもおかしなものだが、オットは先日行ったエントランス1の駐車場を教えてあげていた。(オットは律義な人なので)
お互い片言の英語だが何とか通じたようだ。


そうこうしているうちにほぼ予定の時刻の6時50分にバスが停まった。
運転手さんにチケットを見せると「このバスでOK」と言われたので、荷物預け代1個につき7クーナ払い、バスに乗り込む。

このarivaというバス会社のみが唯一ネットでチケットを購入したときに座席指定もできたが、当然それらは無視で、それぞれ勝手に座っている。

こんな早朝に意外に席が埋まっていて驚いたが、皆エントランス1で降りて行った。
近くのアパートに宿泊している人達なのだろう。


途中でもう一人の運転手さんを載せ、バスは快調に走る。
ザグレブまで1回トイレ休憩があった。
トイレは3クーナ。
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私たち乗ったバスはプリトヴィツェ国立公園近くの村からザグレブまで。
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定刻の9時半ちょっと前にザグレブのバスターミナルに着いた
この路線は1時間近く遅れることもあるということで、次の乗り継ぎが10時15分発なので心配していたのだ。
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バスターミナルの正面に回るとエスカレーターがあったので、それで2階へ行き、次に乗るバスの出発ターミナルの番号を窓口で確認する。

次はいつトイレ休憩があるかわからないので、もちろんトイレも済ませて...
ここには10クーナ札をコインに両替できる機械もあった。
(海外では壊れたままの機械が多いので使えるかどうかはわかりません)
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ここからバス乗り場に下りる。
200番代はクロアチアから他国へ行くバスターミナルで、私たちもイタリアのトリエステの行きのバス。

荷物代は無料で行先ごとに荷物を積んでいた。
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1時間ほどでカルロヴァツに到着。
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ガソスタで給油している間トイレ休憩。
ここは無料だったが女性用が1つしかなく、男性用を拝借。
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リエカの街へ入ってきた。
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バスターミナル前の立派な教会。
ここは乗降のみでトイレはない。
私たちは車内でランチタイム。
朝のボックスランチのハムとチーズでサンドイッチを作り、バナナもいただく。
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どこへ行っても緑が瑞々しい。
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プーラでもかなりの人が降りた。
スーツケースがなければ途中下車したい魅力的な街が続く。

ロヴィニのバスターミナルを出た後、急に車庫へ向かい、バスを乗り換えろとのこと。
特段バスに問題はあるように見えなかったが、よくあることなのだろうか?
せっかく行先別に積み込んだ荷物もバラバラで積まれ、私たちの目的地ポルチェへ到着した。

日曜だったせいかもしれないが、これだけ長時間乗ったのにほぼ時間通り。
バスも快適、景色はきれいで楽しいバス旅だった。
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バス停からホテルへの近道の案内があったのだが、これを見逃しぐるっと回ってホテルに到着した
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荷物を置き、お目当てのエウフランシス聖堂へ向かう。
アドリア海の眩しい日差し。
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旧市街へ入っていく。
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通りの奥に聖堂へ通じる道があった。
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手前のお土産屋さんとバルコニーの鉢植えがいい感じ。
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入り口の門。
エウフランシス聖堂は6世紀にポレチェの司教を務めたエウフランシスによって再建され、内壁には精密なモザイク装飾が施され、初期ビザンツ芸術の最高傑作とも言われているという。

ここはイタリアでビザンチン様式の教会の美しさにはまり、もう一度ビザンチン様式の教会を見たいという思いから訪問を決めた。
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チケットはすべてが見られるチケットに変わっていたようだ。
チケット代金は50クーナ。
だがチケット売り場は閉まっている
ガイドブックなどでは夏のシーズンは無休となっているが、日曜はお休みで聖堂内部のみ見られるようだ。(その代わり無料)

塔からのアドリア海を眺めたかったのでとっても残念
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回廊へ。
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見事なレリーフが並んでいる。
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回廊から眺める聖堂正面。
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上部のフレスコ画はほとんど見えないが、モザイク画はくっきり残っている。
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洗礼室は扉が閉まり隙間から覗くだけ。
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聖堂内へ。
木組みの天井、淡いピンクの漆喰壁そして列柱の奥には金色に輝く祭壇。
列柱には聖エウフランシスのモノグラムが含まれているという。
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祭壇全体をアップで。
このために8時間かけて来た甲斐があったと思える美しい祭壇だった。
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上部アーチには神の羊と12人の女性殉教者が描かれており、その下のドーム型丸屋根は聖母子のモザイクで装飾されている。
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さらにその上、後陣上部のアーチのモザイクはキリストを表し「私は真の光である」という分が書かれた本を手にしている。
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チボリウムと呼ばれる天蓋は4本の大理石の支柱で支えられ、正面には受胎告知の場面が描かれている。
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青貝を化粧張りした石板や色鮮やかなモザイクの数々。
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隣の礼拝堂には半分消えかかったフレスコ画が残っている。
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日曜の夕方ということもあり訪れる人はまばらで、静かな雰囲気の中ゆっくり時間をかけて眺めることができた
ただただこの長い歴史の中で残った芸術のすばらしさに浸るばかり。

入口の門を反対側から見た出口は質素な感じ。
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ここからポレチェの街歩きを再開。
ネプチューン神殿跡を探すが見つからず。
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18時を回ってもこの日差し。
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海沿いはリゾートらしいカラフルな街並み。
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旧市街でクロアチア最後のシーフードを満喫。
(結局ここが一番安くておいしかった

ホテルへ戻りながら街並み散策。
円塔。
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Lady of Angels Church

夕方17時のオープンだった。
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その並びに建つ美しい建物。
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黄色の壁にオレンジの木。
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ここでクーナを使い切ろうとスーパーへ。
ホテルの隣なので、とっても便利。

浮世の義理のお土産など買い込んだが、元が安いので結局全部は使い切れなかった
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ホテルの部屋から眺める夕日。
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<本日の会計>
プリトヴィツェ国立公園~ザグレブバス 荷物預け代 7クーナ*2
バスターミナル トイレ 3クーナ*3
夕食 (ムール貝ワイン蒸し、スカンピトマトソース煮、トマトサラダ、ビール大ジョッキ*2 白ワイングラス*2 スティルウォーター小) 440クーナ(チップ込み)
スーパー買い物 (チョコ、オリーブオイル、水)193.97クーナ