またまた寒波到来ですが、関東地方では比較的穏やかな日差しでおでかけ日和です。

先日たまたま安売りしていた非常食用のおにぎりを購入しました。
日持ちするのでプリトヴィツェ国立公園やコトルへ持っていこうと思っています。
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海外旅行での体調不良の原因の一つに「食べ過ぎ」があげれると思います。
アメリカンブレックファーストのつくホテルで朝からしっかり食べ、お昼もレストランでランチ、夜もレストランとなるとたいていの日本人は2日で胃もたれを起こしたり、体調が悪くなります。
(ツアーの食事は日本人向けに量も少なく、味付けもかなり変えているのでそれほどの影響は出ませんが...)

日本のガイドブックではお勧めのレストランもかなりなページ数を費やして紹介されているので、ついついあれもこれもと欲張ってしまいがちで、その結果の体調不良につながったりします。

体の大きさも食習慣も違うので、日本のような可愛らしいお皿にきれいに盛り付けられているのを想像すると、サイドディッシュも含めて山盛り出てくるので、なかなか食べきるのは大変です。

昔ながらの洋食の食事のマナーみたいなものが固定観念としてあり、前菜、メイン、デザートと取らなければならないように思っていますが、現地で食事をしている人の様子をみると、カジュアルな地元のレストランではそうでないことに気がつきます。
サラダやスープと言っても、洗面器ほどもあるボールにどっさり入ってくるので、ランチなどは付いてくるパンとスープで十分だったりします。(それにワインなんていう姿は地元の人でも良く見かけます)


我が家の場合、朝食はコンチネンタルのホテルが多いので、パンは少なめにし、お昼はおにぎりやサンドイッチを景色のいい所で食べたり、テイクアウトのピザ(1切れ2€くらい)をつまんだりが多いです。

夜は目いっぱいお腹を空かせてワインとメイン、そしてサラダなど前菜をシェアするのが定番。
お昼をしっかり食べた時はお惣菜をスーパーで購入し、あとは日本から持ってきた雑炊やにゅうめんを食べることもあります。


海外ではレストランで食事をするというのは、食べることが目的ではなく、おいしい物を食べて楽しい時を分かち合うことに重点が置かれているような気がします。
なので、ランチでも1時間半、ディナーなら2時間近く時間をかけるのが当たり前で、急ぐ時はセルフかテイクアウトを利用するのが普通です。

そう言った文化、習慣を理解せず、「お客様は神様」という日本の習慣を振りかざしていると非常に恥ずかしい思いや不愉快な思いをすることになってしまいます。
よく食べ物が出てくるのが遅いとか、すぐに注文をとりに来ないなどの口コミが聞かれますが、そういう文化の国なんだと思うと嫌な思いもせずゆったり食事が楽しめます。

まず我が家は急いでいる時はレストランで食事をとりません。
どんなに急いでるとアピールしても、それは相手にはほぼ通じないと思って間違いがないです。
(急いでいるならテイクアウトで済ませれば...と言うことになりかねません)

またそのお店で一番高い食事を頼み横柄な口調の姿も見かけますが、日本のように高い料理を頼んだお客さんはいいお客ではないと言うことも理解しておいた方がいいと思います。(特にツアーで来て、フリーの食事でレストランに来ている人たち)
注文をとりに来る店員さんにとっては、安い料理であろうと残さずおいしいと言って食べ、チップをはずんでくれるお客さんがいいお客さんなのだから。

さらに言うと、よくお勧めの料理やワインを聞いて注文するといったこともガイドブックに載っていますが、全く好みのわからない初めてのお客さんにお勧めと言うのは難しいことです。
(スイスでは、「あなたの好みがわからないからお勧めのワインを言うことはできない」と答えられ「ドライではない白ワイン」と答えたところでやっと「それならこれは?」みたいな返事になりました。ベルギーのビールも同様)
日本のように一律ではなく、あくまで個々の個性を大事にする国では、個人のし好は様々なので)


それとヨーロッパでは食後にコーヒーを飲む習慣はあまりないようです。
コーヒーは朝食以外では、日本で言う10時、3時の休憩のときの良く飲んでいますね。
なので、コーヒーにチョコや小さなクッキーが添えられていることも良くあります。
デザートを頼んでいる人もデザートワインを頼むか、そのままデザートを味わうことが多いようで、日本のように食後にコーヒーはあまり見かけなかったので、そちらもちょっと誤解した食習慣かもしれません。
(イタリアでは食後のエスプレッソはよく飲みますね)

さらに食事のときにジュースを頼むのもアジア系が多く、アルコールが飲めない方はお水を頼むことが多く、ジュースは食事と一緒に頼むとちょっと恥ずかしいです。


あれもこれも何度も恥ずかしい思いをしたり、落ち込むことがあったりと様々な経験をする中で少しづつ学習してきたことです。
せっかく旅に出て、日本と比べ嫌な思いをして帰ってしまったということないように、異文化体験楽しみましょうね


追記
最近はgoogle mapでお目当てのお店に★印をつけておき、メニューの写真から食べたいものを探し、「これお願いします」と伝え、注文します。
メニューだけだとイメージと違うことも良くあるので、比較的失敗の少ない注文方法です。

ガイドブックで紹介されている日本語のメニューがあるレストランはたいてい高いし味もそれなりのことが多いので、google mapで評判のいいレストランを探す方が確実です。
自分の観光していた場所から近くを選ぶこともできますし。
地元ならではのリーズナブルでおいしいお店が見つかることが多いです。