4日目 2016年10月26日(水)
いよいよ最終日。
この日は北陸新幹線でいったん新高岡へ戻り、そこからバスで五箇山の集落巡りの予定。
本来であれば前日金沢から高岡へ行き、そこから黒部へと向かう予定だったが、この日は雨との天気予報で予定を入れ替えたのだ。
おかげで新幹線を使う移動になり高くついてしまったが、雨の黒部峡谷鉄道は乗りたくなかったのでこのようなプランにした。(結局、途中で雨に降られてしまいました。北陸の天気は難しい

前日もそうだったが、朝はすっきり晴れ渡っている。
ホテルの部屋から見る朝焼け。
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日が昇り始め、峡谷鉄道の車両が勢ぞろい。
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この後、富山の幸が並んだ朝食バイキングを楽しみ(個人的に温泉お粥はお気に入り)、チェックアウト。
結局直前でぎりぎり部屋がとれたので高くついてしまったが、どちらの駅にも近いし、自販機のビールは安いし、何より手作りのお母さんの味の朝食がおいしかったので、「フィール宇奈月」お勧めです

8時21分の富山地方鉄道に乗り込む。
意外に満席でようやく席を確保できた。
ここから立山まで直通の特急も出ているのですね。(1日1本)
夏なら行ってみたい
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新黒部で降り、北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅へ。
行きもそうだったが、「はくたか」はビジネスマンなどの利用客が多く、こちらもほぼ満席だった。
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新高岡には9時20分に到着。
高いが早くて便利。
新高岡駅のコインロッカーに荷物を預け、バス停へ。
南口4番バス。
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バス停から見た新高岡駅。
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9時35分の世界遺産バスは高岡駅始発ですでに座席の半分が埋まっていた。
五箇山フリー切符を車内で購入。(2500円)
日本人だけでなく海外からのツーリストも多くみられ、車内放送は日本語と英語、バス停表示は日本語、中国語、韓国語だった。
黒部峡谷鉄道でさえ英語の車内放送がなかったのに比べ、大きな違い。
さすが世界遺産バスだけのことはある

高岡市内を回り、高速を使い城端へ。
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ここから次第に奥深い山へと入っていく。
途中までは希望した場所で停まるシステムになっているようで、観光客だけでなく地元の足としても使われているようだ。

バス停から見えた村上家住宅。
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私たちは世界遺産に登録されている菅沼集落へ先に行き、そのあと同じく世界遺産の相倉集落に立ち寄る予定にした。
集落の案内が見えてくる。
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降り立ったバス停。
ご覧のようにバスの本数は限られているので、あらかじめチェックしておいた方がいい。(こちらは高岡へ戻るバスの時刻)
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庄川に沿って開けた集落。
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バス停から少し下ると駐車場が見えてくる。
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駐車場にある素敵なトイレ。
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次に行った相倉と比べると合掌造りの軒数も少ないため、観光客も少なく山里の素朴な風景を堪能することができた。
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村落内で最も古い合掌造りを利用した民俗館。
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子どものおもちゃもあったりして、こうした生活のにおいが感じられるのも素朴で素敵。
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今年は季節外れの暑さが続き、稲刈りの済んだ田んぼも緑で覆われている。
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村民が冬の手仕事として作った素朴な民芸品が並ぶお土産屋さん。
私も干し柿が吊るされたかわいい飾りを思わず購入してしまいました
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集落全体を見渡せるポイントへ。
この階段を上り、仮歩道を少し歩く。
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ここが入口。
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トンネルを少し歩くとエレベーターが。
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集落の案内図。
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エレベーターを降りると駐車場に出る。
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駐車場前の道を道なりに下ると集落全体が見渡せるポイントへ。
木の茂みが邪魔をしてなかなか全体を撮るのは難しい。
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再び村内を一周。
田んぼのためのため池。
澄んだ水に映り込む青い空。
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干し柿と干しほおずき。
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バス停に戻る途中で見かけた光景。
何気ない日常の繰り返しの中で造られてきた日本の伝統美。
厳しい自然環境の中で紡がれる日々の営みが、この世界遺産の集落を支えていると実感した。
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滞在時間は1時間ちょっと。
心癒される素敵な滞在となった。
もう一度、黄金色に輝く稲穂を見に訪れたい。

12時21分のバスで相倉へ向かう。
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