こうして無事、我が家へ帰ってきた。
前日は関東地方でかなり台風の影響があり、飛行機の離発着も制限されていたそうだ。
悪運強く、台風一過の青空で、イタリアに比べて日差しの柔らかさが感じられた。

初めてのイタリアということで張り切って計画を立て、かなり密度の濃い旅となった。
その中で、印象に残っているのは不思議とメジャーではない観光地だ。
日本でも名の知れた美術館の作品より、数多くの教会で見たモザイク、フレスコ画。
日本には持ち出せない、現地の生活の中に息づいたたくさんの芸術と出会いは、イタリアへ来てよかったと思えた貴重な体験だった。

また口コミにはイタリアでのスリやひったくりなどの被害が数多く寄せられており、最初はかなり緊張気味で行動していたが、全くいやな思いをすることなく、無事に旅を終えることができた。
もちろん、日が暮れてから危ないと言われている地区には行かないとか、現地の人と同じような、目立たない服装、持ち物で観光するなど、かなり気をつけてはいた。
それ以上に、シエナで迷子になった時など、たくさんのイタリア人に助けてもらい、途中まで案内してもらったりと、本当にイタリア人の暖かさに触れることができた。
これもツアーでは味わえない、個人旅行だからできた体験だと思う。

英語も中学レベルのつたない語学力で、イタリア語も挨拶程度しか覚えていなかったが、そんな私たちでも、何とか旅することができた。
今回の旅でも同世代の人たちをたくさん見かけたが、大半がツアーでこられている方たちだった。
ツアーを否定するわけではないが、一歩踏み出し、自分たちの足で歩いたら、また違った目でイタリアを見れるのではないか。
そんな思いで旅行記を綴ってみた。


ネットで「アーモイタリア」さんはじめ、たくさんの方の旅行記から情報を得ることができ、本当に助かりました。
私のつたない記録が、もしどなたかのお役に立つことができれば幸いです。
専門知識もない、普通のおばさんの記録なので、誤記、誤表示があったら、お許しください。
気がついたら、改めていきますね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました


ちなみに今回の旅行で我が家用に買ったお土産。
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 コナドで買ったドライトマト、パスタ、トマトリゾットの素、アスパラガスのスープ
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カプリ島で買ったレモンのお皿とサラダ用のフォークとスプーン
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 ヴェネチアンガラスの写真立て