16歳の誕生日を過ぎてすぐに愛犬が亡くなった。オットの膝の上で安らかな死だった。
これまで、愛犬の病気のため、預けることもできず、二人揃っての旅行は3年ほど封印していた。
高齢の両親の健康状態も今のところ小康状態を保っている。
二人とも退職しようやく自由な時間が持て、時間に追われず、のんびりと旅ができる年代になった。
そうはいっても、まだまだこれから先が長いので、節約しながら自分たちの満足のいく旅がしたい。
幸いにも今はネットという便利なものがあるので、英語の得意でない私たちでも何とか自前の旅が手配できる。
とりあえず、行き先をイタリアと決め、夏のバカンスシーズンが終わり、秋の不安的な天気のなる前の9月上旬ということで、航空券を探し始めた。
できることならエミレーツかカタール航空を狙っていたが、6月半ばすぎでは手配が難しく、結局KLMの正規早割を使うことになった。
KLMのネットの口コミは賛否両論でやや不安は抱えていたが、できることなら一度も行ったことのない国で乗り継ぎ、その国の空気だけでも感じてみたかった。
ネットの手配が済むとすぐに、ホームページで座席の指定と帰りの特別機内食をリクエストしておいた。
座席は長時間のフライトではトイレに近い通路側を選択し、ヨーロッパの中を飛ぶ短い時間のフライトでは窓側を選択した。

イタリアといっても広い。どこを回るか、ルートを検討。2週間の日程で初めてのイタリア旅なので、やはり王道の観光地を選択することに。
ミラノはスイスとも近く、いづれそちら方面を旅することにして、それ以外の都市を選択した。
ヴェネチア、フィレンッツェ、ローマ。気候のいい時期なので、南イタリアを一部入れ、移動は列車を使うことにしてイタリア国鉄のホームページを開いた。
ところが、列車の検索はできるものの最後の決済がうまくいかず、レイルヨーロッパのお世話になることにした。
こちらの会社、ほかの代理店のように法外な手数料をとられることなく、検索した時の最安値のユーロ表示がそのまま出る。手配手数料は一回につき1500円だ。しかもそのままチケットレスのファイルがメールで届くので、わざわざ窓口で交換することもない。
以前フランス国鉄を利用した時は窓口でもう一度チケットを発券しなければならなかったので、現地でかなりの時間のロスになってしまった。そんなこともあり、手っ取り早く手配をお願いした次第だ。
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フィレンツェ_テルミニ
こちらがミニという最安値のチケット。フィレンツェからローマまで2人で5300円。車両、座席番号が書いてあり、刻印の必要もない。ミニは発売枚数に限りがあり、すぐに売り切れとなってしまうため、ローマ~ヴェネチア間、ヴェネチア~フィレンツェ間では購入できなかった。

イタリア国鉄の料金は他のヨーロッパ諸国と一緒で早く予約すればするほど安いチケットが購入できる。
その代わり、変更、キャンセルはできない。どうせキャンセルできない航空券を購入しているのだから、予定は早めにたて、少しでも費用を安く上げたほうがお徳だ。
早く日本でもこういうシステムが導入されたらいいなと思う。日本の鉄道の料金体系は一律なので、顧客のニーズに合わせた料金設定があれば、気軽に旅行が楽しめると思うのだが。

次にホテルの予約だ。
ホテル選びの第一条件は駅近。ガイドブックより何より私はトリップアドバイザーの口コミを参考にして選択することが多い。星の数ではなく快適なホテルをそこそこの値段で選ぶ基準として、この口コミは今まで外れがない。
初日はローマに遅く到着することもあり、空港から歩いて行ける、ローマヒルトンエアポートにした。
ヴェネチアはサンタルチア駅から近い、ホテルアッバツィア。フィレンツェだけは迷った末にポンテ・ヴェッキオ橋のたもとにあるホテルアレッサンドラ。ローマはテルミニ駅前のUNAホテルローマに決めた。
いづれもトリップアドバイザーから最安値の予約サイトが出るので、そこを通して予約を入れた。